ー最後に、私たちみたいな20代30代の若者たちに対するメッセージとか頂けたりしますか?

 

情熱を傾けるに値する仕事なり、興味を受ける対象、そう言ったものをぜひ見つけて欲しいなと思って。それに徹底的に集中して取り組む。それができれば、いい人生が送れるんじゃないかと。中々情熱を傾ける仕事に出会わないんですよ。一生出会わない人もいる。早くそれを見つけたいですよね。

 

 

ー本当ですね。何かコツとかありますかね?

 

何だろうね。やっぱり興味がある、面白く感じる、楽しく感じる事が一番かと思うんだけどね。そういうものがない人は早く見つけた方が良い。人生空振りに終わっちゃう可能性もあるし。それが見つかった上で、更に徹底的に突き詰めて集中的に取り組む、これが継続できれば、本物になるよね。そういう事でしょうね。

 

 

ーグッと来ました。

これは私の悩みなのですが、中田さんって嫉妬とかしたりすることってありますか?

 

ありません。

 

 

ー無さそうですよね。その爽やかさ。それはなぜですか?

 

マイナスの感情とプラスの感情があるじゃないですか。マイナスの感情はできるだけ減らした方が良い。これはある意味でマイナスの感情っていうのは癌みたいなもので、人の健全なプラスの感情を踏み潰している。そういう意味で、すごく生き辛くなるよね。

 

 

ーそうですよね。でもコントロールできなくないですか?

 

そう、コントロールは難しいかもしれない。

 

 

ー例えば今この仕事しているんですけど、日々焦りとか感じるんですよ。自分にしか出来ないと言うものがないと自分の存在価値が揺らぐじゃないですか?そういう気持ちすごいあるんですよ、やっぱり。

 

それは嫉妬じゃないんじゃない?競争心。負けず嫌い。

 

 

ー負けず嫌いはあります。(笑)

 

それはプラスだよ。

 

 

ー嫉妬じゃないのですか。引き摺り下ろそうというのが嫉妬か。それは確かにないですね。

焦りとか感じなかったですか、当時?

 

焦り、焦り‥感じない。

 

 

ー何たることだ。やっぱり宇宙人かもしれない。(笑)

 

そう言うことを感じて、どんなプラスがあるの?

 

 

ーそうなんですけどコントロールできないんですよ。芽生えちゃうんですよ。

 

もっと別のことに関心を向ける方がいいんじゃないの?例えば面白いものに夢中になる。何か夢中になる事があればいいんじゃない?本に夢中になってのめり込む事あるでしょ?

 

 

ーあります。

 

そう言う状況を意図して作って行く。

 

 

ーなるほど。

 

何か別の次元に行けるじゃない?

 

 

ー別の次元に行けますね。(笑)

 

宇宙人だね。

 

 

ーや、すごいですね、中田さん。

 

宇宙人の勧め。(笑)

 

 

ー私も宇宙人になろう、頑張って。

 

素質あるよ、大丈夫。

 

 

ー素質ありますか。ありがとうございます。(笑)

 

 

 

(中田康雄様編 完)