中東において~Hiromichiのブログ~

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中東での生活・感じたことをホノボノと書こうと思います。

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現地の美容室に、髪を切りに行ってきました。
カイロに着いてから今まで、日本人にカットをお願いしていた僕にとっては、大きな挑戦でした。なぜなら、同じ中東でカットを試みた知人は悉く失敗していたからです。

髪に自分なりのこだわりがある僕にとっては、準備に余念なく今日に臨みました。

近所をだいたい見て回り、唯一可能性が見出せるお店が、今日行ったところでした。

お店の名前は「JACQUES moreno」。
高鳴る鼓動を抑え、店に入ると、店員が訝しげな顔で寄って来て、「この店は、女性専用です」と言ってきました。諦めかけたとき、マネージャーらしき人物が出て来て、こう言いました。「問題ないよ!」

男でしかも外国人の僕を見て、相当珍しいのか、バイトの女の子たちはクスクス笑っていました。通されたのは、奥の個室(スカーフを纏う女性もいるわけですから)。

長々と細部にわたり自分の希望を伝えると、美容師さんはハサミを動かし始めました。頻繁に櫛を落としながら。。
あっという間に、時は過ぎ完成しました。彼の視線は真剣そのもので、ある種の恐怖さえ感じさせました。今までには感じたことのないハサミの動き、洗髪のラフさ。でもなぜか、気持ちは落ち着いていました。

大きな髪型路線に変更はありませんが(外交と同様にある程度の一貫性が必要と考えているからです)、出来には満足しています。むしろ、とても。

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担当してくれたのはターレクというガタイのいいおっちゃん。次回も指名しようと思います。
来て良かった、そう思える美容室でした。



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マルハバン、そしてボンジュール。
レバノンに行ってきました。

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首都ベイルートは、「中東のパリ」と呼ばれるだけあってきれいでした。中東の国で、これほどまでに教会の鐘の音がマッチする街もそうそう無いでしょう。

ほんの数年前まで内戦があったというのは信じられないほど、街は平和なものです。

つぎつぎと新たな商業施設が建設される一方で、少し街角に入れば内戦の悲惨さが感じ取れます。銃痕が壁一面に見られる建物も多くありました。

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あと、特徴的なのが宗派が多いということ。イスラム教でもスンナ派、シーア派、アラウィー派などかいるし、キリスト教でもマロン派、正教会、プロテスタントなどがいます。これは政治の議席配分にも反映されていることであり、また内戦の一つの要因にもなった点です。

ベイルートの街も、イスラム教地区、キリスト教地区で、ある程度分けられており、カイロでは見られない光景でした。

食事は美味しいし、人は優しいし、自然は豊かだし。でもちょっと物価は高め。

また春には一段と魅力が増すとのことです。時間があれば一度はいって見る価値のある国であると、思いました。

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コシャリをご存知ですか?

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米、パスタ、レンズ豆、ヒヨコ豆が混ざったものに、揚げタマネギ、トマトソースをかけて食べるエジプトの国民食です。
写真は、小盛りで5エジプトポンド。日本円で、約65円。たんぱく質だらけで、かなりお腹は膨れます。お好みで酢とシャッタ(激辛ソース)をかけます。

今日、コシャリを食べていてふと思いました。「コシャリとは、エジプトの縮図なのではないか。」と。
見た目通り、ゴチャゴチャで、野菜が揚げた玉ねぎ少々と栄養も偏っていて、食べた後多少の後悔の念をいだきます。

でも、一週間に一度は食べたくなるのです。安いからかもしれません。でも、なぜか恋しくなってしまいます。

カイロで生活していて、渋滞がひどかったり、街にゴミが溢れていたり、街を歩いては声をかけられ、“混沌”という言葉がこれほどに当てはまる国は無い気がします。二度とこんな国に住むまいと思うのに、海外からカイロに戻るとホッとしてしまう自分がいます。

そうです、「カイロとはコシャリであり、コシャリとはカイロである」のかもしれません。

カイロでの生活をはじめて3ヶ月がたった今、至った結論でした。

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ウードという楽器を習いはじめました。

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リュートや琵琶に似ていて、卵形をしています。アラブ音楽には欠かせない楽器のようです。

まったくもって難しいですが、とても音色はきれいです。

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先生は、同い年のシリア人。とても親切で、こちらで出会ったアラブ人で一番気が合います。品があると言うか。これもエジプト人ではなく、シリア人だからなのかもしれません。

カッコつけてはじめてはみたものの、上達するか甚だ疑問です。
頑張ってみようと思います。







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ヨルダンはアンマンにいって来ました。

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同期、先輩方にも会うことができ、充実した訪問となりました。

これが中東2カ国目だったのですが、カイロとは違った面が沢山あります。
道路に落ちているゴミが少なかったり、そもそも車が車線を守って通行していたり、アラビア語方言に差があったり。フスハーを話せるタクシーのおじちゃんに出会ったり。

陸路でシリア、イスラエル、サウジ、イラク等に行ける事もあり、アンマン市内には各国のナンバーをつけた車をちらほら見かけることもできました。

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かつてはローマ帝国、ビザンチン帝国の支配下にあったこともあり、いたるところに遺跡があります。

今回は短期間の滞在で、ペトラや死海には行けなかったのですが、そんな事はいいのです。友人に会い、ヨルダンを感じる事ができたのだから。

また来よう、そう思える国でした。

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※ゴラン高原を見渡して





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