本音を言うと
周りの雑音に
押しつぶされそうになっている。
ここで生きると決めたからには
自分から飛び込むべきなのに。
軽薄だ。
私も所詮その程度のもん。
自惚れるな、
と自分に言い聞かす
ゴールデンウィークエンド。
恐怖
すごく真っ直ぐな眼をした彼。
濁りきった黒。何色も乗らない黒。
何かを必死に探している黒。
彼は私の右腕を掴んだ。
彼の手はすごく暖かくて、なんだか急に怖くなった。
その偽 りの安心感が消えることに怯えかけたのかもしれない。
彼が私の手を離したとき、
私の中には何とも言えないような虚しさがさ迷った。
もしもあんな悲しい人に抱きしめられたら、
私はきっと彼に恋をしてしまうだろう。
でも彼は私を愛さないだろう。
そして私は彼の痛々しい傷に何度も触れてしまうだろう。
偽りが偽りで無くなったとき、彼は私を殺してしまうかもしれない。
そしたら彼は、
私という存在を一生消すことができないだろう。
