彼を待たないと決めて

彼に対する期待も不安も取り除いたら

何が私に残り

私が見る世界はどんなものだろうと

芯を見てみようと

毎日自分を見つめてみました。


そうしたら

どれだけ私は恵まれて

幸せなんだろうと涙が溢れてきました。


離婚して4年半が過ぎようとしていますが

あれだけ色々あった元主人とは

穏やかな関係になり

養育費も毎月きちんともらっています。

お金は大丈夫なのかと

心配もしてくれて

今の私としては一つの文句もなく

心から感謝しています。


仕事も

幼稚園の卒園アルバムにも

将来の夢に書いた通りの職業を

好きな事を思いっきり

苦労はあっても楽しみながら

満足する日々を過ごしている。


自分の演奏を好きだと言ってくれて

感動してくれる人がいる。


私と一緒に演奏したいと

音楽仲間からコンサートにも

いくつも誘われて

こんな幸せなことない。という

今を私は生きています。


たくさんの生徒さんに恵まれ

毎日、笑ったり、真剣に怒ったり

忙しい毎日です。


家では毎日大事な子供が待ってくれている。


小さい頃に願ったやりたい事を

私はほぼ全て叶えています。


今の私は確実に充実した日々を過ごし

たまには疲れ果てる日があっても

それは虚しいものや

自分か擦り減ってしまう疲労感では

ありません。


自分が頑張ったものは

私の音になり

生徒さんたちの音になり

そしてそれが更に

別の世界に広がっていく。

そんな幸せが私の今です。


周りの人に恵まれて、助けてもらい

今私が手にする宝物は

眩い輝きを放つ宝石でした。


そしてそんな私から見た彼は

出会った頃から信頼する

愛する人でした。


どんな私がいても

愛する気持ちに変わりはない。

と言っていた彼に

愛を教わりました。


彼をずっと愛することが

私の願いなのだと

改めて分かりました。


この先に会うことがなくても

それは変わりません。

愛が穏やかになっていくのを

感じます。

それが真の私。


待つ事も期待もしないけれど

私に音楽がなければ

出会うことがなかった彼との出会いと

同じ時を過ごせた奇跡と

今の自分の気持ちに感謝して

明日に向かって歩いていきます。