ある日の仕事にて。

 

基本的に16時半が私の終業時間。

 

その日は朝から頭が痛くて、早く帰りたいな〜と思っていた。

何せ、バスー地下鉄(乗換あり)ーバスを乗り継いで、約1時間半の通勤。

16時半に職場を出て、帰宅するのは18時を過ぎる。

その日はダンナさんが、仕事帰りに地下鉄最寄り駅(終点)で拾ってくれることになっていた。

 

で、16時半になったので、帰ることにした。

上司も16時半ごろに帰ると言っていたのに、在宅ワーク中の人と電話中。

 

(まだ帰らなくていいのかな?)

 

などと思いながらも、帰りま〜すと、部屋を出る。

 

 

職場近くのバス停でバスを待つが、時間になってもやってこない。

少し遅れてやってきた。

 

道が混んでたのかな〜?と思いつつ、とりあえず、バスに乗る。

 

 

 

地下鉄に乗って、終点駅への到着時刻をスマホで確認。

 

いつもなら、地下鉄に乗っている途中で、

ダンナさんから「職場を出た」というメッセージが入るのだが、

なぜかこの日は、メッセージがやってこない。

 

なんか変だな〜と思いながらも、まだ地下鉄の中。

 

その間、何度かスマホで時間は確認している。

 

 

そして終点駅の一つ前で、もう一度スマホを見た。

 

 

16:28

 

 

なんですと!びっくり

 

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

 

 

 

職場を出るとき、部屋の壁掛け時計もPCの時計も確認した。

16時半だった…

 

なのに今、スマホが表示している時間は、

 
 
16:28
 
 
いったいどういうことだ?
 
私はいったい、何をしているんだ?
 

 

ということは、私が職場を出たのは、

 

 

15:30

 

だったということか?

 

 

真顔 凝視 驚き 無気力 

 

 

上司が帰り支度をするわけがない。

まだ勤務時間内だ。

 

ダンナさんからメッセージが来るわけがない。

まだ仕事中だ。

 

 

 

職場を出る時の時刻は、16:30だった!

 

と、私は思い込んでいたらしい。

 

「私は正しい」という思い込みの中にいたらしい。

 

信じて疑わなかった。

 

何度スマホで時刻を確認しても、

〇〇時の数字は目に入っていなかったらしい。

 

私は、思い込み、妄想の世界にいたらしい。

 

 

 

まあね…

たまにある勘違いだよって言ってしまえばそれまでなんだけどね。

 

 

日常的にこれって、やってるんじゃないか?と思う。

 

 

「私が正しいに決まっている」を信じている世界。

 

「私はいつも間違っている」を信じている世界。

 

「誰かが私を嫌っている」を信じている世界。

 

「私は価値がない」を信じている世界。

 

 

などなど。

 

 

私たちは、妄想の世界に生きているんだ。

 

自分で作り上げた、自分で自分を縛りつける妄想の世界に生きているんだ。

 

 

 

それに気がつくことが、そこから抜け出る第一歩だと思う。

 

 

 

 

その後上司には、「帰宅時間を間違えました」と謝罪した…

 

 

 

 

 

 

 

🍀Hiroe🍀