「エッセンシャル思考」を読んで


★「エッセンシャル思考」(グレッグ・マキューン著、高橋璃子 訳、かんき出版)を読んで、少し、まとめ


●「何もかもやらなければ」という考え方をやめて、本当に重要なことだけをやる
 本当に重要なことにエネルギーを集中する
○世の中の大多数のものごとには価値がなく、ごく少数のものごとに莫大な価値がある
 世の中の大半のものはノイズであり、大事なもの、本質的なものはほとんどない
たくさんのどうでもいいことより、数少ない本質的なことを全力で追求する
 不要なものはすべて捨てて、本質的なこと、決定的に重要なことだけを選びとる


○すべてを同時にやろうとすると、どれも中途半端になる


他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる


○絶対にやるべきこと以外のすべてに対して、きっぱりと上手にノーと言う
○選ぶ権利を手放すことは、他人に自分の人生を決めさせることである


○本当にやりたいことや得意なことがあるなら、そのことだけをやる
○「これしかない」と思えることを、ひとつだけ見つける
○自分にとって本当に重要なことを明確にする


「努力した分だけ報われる」というのは幻想である
 努力の量が成果に比例するとはかぎらない


○選択は、もっとも厳しい基準で決める
 90点未満は不合格にする


●最大の資産は、自分自身である




○サンクコスト(埋没費用)バイアス
 すでにお金や時間を支払ってしまったという理由だけで、損な取引に手を出しつづける心理的傾向のことで、「ここでやめたら今までの投資が無駄になる」と思うあまりに、だめな投資を重ねてしまう
○失敗を認めて、すっぱりと切り捨てる


○現状維持バイアス
 いつもやっているからという理由でそれをやめられない傾向
 当たり前のようにそこにあるものを、人は無条件に受け入れがちである
 ゼロから考えてみる
○今やっていることを試験的にやめてみて、不都合があるかどうかたしかめる
 誰も困らないようならやめてしまったほうがいい


○良くすることは、何かを削ること


○決断の本質は選択肢を減らすことにある
○言いたいことを最大限明確かつ簡潔に言うこと
○作品に手を入れすぎない


○「これ以上はできない、ここはゆずれない」という境界線を引く


○すべては思い通りにいかないので、見積もった時間を1.5倍に増やして締め切りを設定する


○全体のペースを決めているのは、いちばん遅い人である


○いっぺんにやろうとせず、小さな成功、進歩を積み重ねる
 派手な勝利を追い求めるのではなく、少しづつ前進する
○完璧をめざすよりまず終わらせる


○練習を重ねれば、どんどん簡単になっていく
○周囲の人と同化しない
○過去や未来の問題について考えるのではなく、現在に集中する