久々の投稿は、プロ野球審判員の話。
よくテレビ…というより、最近はネット配信でのライブ映像を見ることが多いのですが、「主審」という表現をされるアナウンサーや解説者が今だに多くいらっしゃるのですが、アレ実際には「球審」と呼ぶのが正しいのです。

サッカーやバレーボールには副審がいますので、それに対する主審という考え方が成り立つのですが、こと野球においては「主審」は存在しません。

球審と塁審、プロ野球だとオールスターやまもなく始まるクライマックスシリーズと日本シリーズには外野審判が配置されます。

そして、球審とは別に「責任審判員」がダイヤモンド内の審判員から選ばれます。
(場合によって、球審と兼務する場合もあります)
基本的には「クルーチーフ」と呼ばれる審判員か一般審判員の中でも出場経験豊富な審判員から、毎試合この「責任審判員」が決められています。

リプレイ検証などの判定結果を場内説明するのもこの責任審判員の役割のひとつです。

ただ、危険球による退場宣告はその試合の球審が行なうことになっています。

何かトラブルがあると批判の矢面に立たされる審判員ですが、彼らを蔑ろにすることは野球という競技そのものを冒涜していることになると私は考えます。

どんなスポーツにもルールがあり、その番人が審判員(アンパイアだったりレフェリー)であることを理解してスポーツは楽しみたいものですね。

ちなみに、これは個人的な意見ですが、審判員の身を守るためにも日本のプロ野球にもメジャーリーグやテニスやバレーボールなどで導入されている「チャレンジシステム」を導入した方が良いと考えています。

一部ではチャレンジの導入は、審判員のスキル向上の妨げになるという意見もあるようですが、チャレンジを導入し、「正確な判定のために映像を用い、判定が覆った際にはどうしてそのような結果になったのかその映像を用いて改善に取り組む」という姿勢の方が健全な態度ではないかと思います。

但し、そのためには各球団からシステム整備(映像センター開設など)のため応分の負担が必要になります。

リプレイ検証の度に審判員が球場の審判室に行ってグラウンドから消えてしまい、選手や観客を待たせるのはあまり好ましい状況ではないと思います。

MLBでは、判定をした審判員と責任審判員が映像センターと回線をつなぎ、ヘッドセットをグラウンド内で装着し、映像センター担当の審判員から映像の確認をして、最終判定を「ポージング」で行います。
なんでもMLBにスタイルを揃える必要はないと思いますが、最終判定を「密室」で実施するのは観客の前で行なわれるスポーツとして、改善する必要があると感じています。

長年、プロ野球審判員に興味を持ち見てきた私からの提言です。

次回は今年のポストシーズンの出場審判員の予想をしてみたいと思います。