「ねぇねぇ」

「えっ! あなたにはわたしがみえるの?」

「うん」


 ミハルちゃんは、ふゆのある日におそとであそんで

いたら、翼(つばさ)をつけたかわいい妖精(ようせい)さんに

であいました。


「わたしのことにきづいてくれたの、あなたがはじめてだわ」

「そうなの?」


 ミハルちゃんは、ニコニコ笑顔(えがお)でききかえしました。


「うん。わたしは妖精のプルーナ。この星に春をつげる横笛

(よこぶえ)の材料(ざいりょう)をさがしにきたんだけど、

なかなかみつからなくて」

「ねぇ、プルーナ。それわたしもお手伝いしたいって言ったら、

ダメかな?」


 プルーナはしばらく考えていましたが、ミハルちゃんの

協力が必要だと思い、快く受け入れることにしました。


 こうして、春をつげる横笛の材料を見つける、ふたりの

ドキドキワクワク、ちょっとスリリングな冒険が始まることに

なりました。

(続く)


※このお話は、フィクションです。登場する人物・名称は、

 架空のものです。


 博薫堂