みなさんこんにちはドキドキ


日曜の朝、早くに目が覚めて


家事を簡単に済ませて


カゴに溜まった洗濯物をするのが


私の楽しみドキドキ (何度も書いてはおりますがたたむのは嫌い)


なぜなら


ベランダからの景色を愛しているから


洗濯物を干すとき 地球の青がそばにあるように感じられるから



My Style イタリア生活Diary

ベランダからのいつもの景色

私の心の友である羊たちは帰っていったようでもう姿はみえません



洗濯物を朝もやの中干して家の中に入ると


外気がどれだけ冷たいか身に沁みてきます。


手がかじかんで、どうしようもないくらい寒く、


吐く息がもう白い台風


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先週の月曜以来 イタリア全土を吹きあらした強風のせいか


ものすごく冷え込みます。


まだ10月なのに・・・これじゃもう11月中旬くらいの温度だよ・・雪の結晶


毎朝早朝に、特に週末になると


バン バーンと狩の猟銃の音が聞こえてきます。


この季節自然溢れるこの北イタリアでは


野うさぎや鳥を狩りに出るイタリア人も少なくありません。


猟犬が大地を走り回っているのが遠くのカンパーニャに見えます。


また今年も秋がやってきたもみじんだなぁ、でもそれにしても寒い。




私が一日のうちで一番大切にしている時間は


朝食の時間 コラツィオーネ天使


心を込めて


一日の始まりの気合を入れる


たくさんのひとの幸せを願う


皆にとって幸せな朝であるように・・


果てしない抽象的な想いと思わちゃうかもしれないけれど・・


でも本当のことだから


そう思われても気にならない。



心を込めて淹れるカッフェは


体だけじゃなくって


心に沁みていくかんじがするんです天使



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今日のコラツィオーネは・・



いつもよりずっとずっとずっとずっとスペシャルなんです・・天使キラキラ

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なぜなら・・・・


昨日土曜日・・午後にミラノをまわりまわった私なんですが・・


実はどうしてもどうしても行きたいところがいくつかあって・・


この日を夢見ていました。


というのも・・


私が今ドルチェの専門コースで担当してくださっているシェフのお父様がされている


ミラノの古い古いパスティッチェリーア(イタリアドルチェをそこで作っているお店)


があると以前からシェフに聞いていて


「一度是非遊びにおいでよアップ」と以前から


誘っていただいたんですねアップ


私は・・


今までいろんなパスティッチェリーアに言っていろんな味をみたり研究するのが大好き。


もうお店に入って ガラスケースに入ったケーキや小さなドルチェたちを見ただけで大抵


上品で優しい心に染み渡るような・・


作った方の気持ちが届くような・・


私の理想としているドルチェかどうか


分かります。


そして実際頂いてみてその勘が当たっているか確認します。


どんなにキレイな構えの豪華絢爛なお店でも、


お店の冷たい(心の)ドルチェもありますし、


小さな小さなお店でもきれいに整頓されていて


気持ちの通うあったかい(心の)ドルチェもあります。



私は・・


ドルチェを担当してくださっているシェフのお人柄に、人間性に、


今年3月に出会ったときから


強く惹かれていて


(言葉数は少ないのですが、たとえるなら “静かな情熱を内側に込めたライオン”、そんな感じでしょうか)


このシェフをお育てになったご両親がなさっているお店に


是非行って見たい・・


電車やトラムもなくてかなり不便なところにあるため


困りましたが、一緒に行った旦那サマの土地勘のお陰でたどり着けました天使


お店構えから・・


すっごいオーラが漂っているようで


ひきつけられるように中に入りました。


重厚なお店の中はとても重みのある美しさで 


なんとも目が放せなかったのが


作られたドルチェたちが


なんとも優しい・・美しいだけでなく愛されてそこに並んでいる


そんな感じなんです天使 表現が難しいですが。




シェフはお届け物をされていてお会いできなかったんですが


ずっと夢見ていた ご両親にお会いできましたキラキラ


お父様は超職人肌のすごい方・・でも顔をくしゃくしゃにして笑うときの


目の皺がなんとも優しくて・・


厳しさの中に見える、ドルチェたちを生み出す繊細で海のような心のお父さん


そんな感じでした。


お父様とお話しをさせてもらっていたら


奥から お母様がでてきてくださったんです。


お母様は・・


タタタタッと走りよってきてくださって・・・


ギュッとなんのためらいも無く私の冷たくなっていた両手を握って胸に温めるようにしてくださって・・



「ようこそ ようこそ ようこそ来てくださいましたアップ 息子がいつも迷惑かけてるんじゃない?

さっきまでここで父さんと仕込みをしていたんだけどね、

今ちょっと届け物で出ててしばらく帰ってこないのに悪いわね・・」


その小さな彼女の小柄な姿からは想像もできないほどエネルギーと愛が溢れていて・・


お店にくる小さな子供達にもしゃがみこんで目線を合わせ・・


話してらっしゃる・・なんて素晴らしい女性なんだろう・・


もう感動の連続でした。


今までこんなにあったかな場所があっただろうか、


遠慮している私達をよそに・・次から次へと パスティッチーニ(小さなドルチェ)をお皿に盛ってくださって


「あなたたちの好きなものが入ってるといいんだけど・・カッフェも淹れましょうね」


とバンコ(台)の上に出してくださって・・


お買い物に来たのにこんなにして頂いて・・



ガラスケースの中の色々ドルチェを見させていただいて・・



お姉さんのような・・おすましをしてちょこんと座っているような上品なトルタを発見して・・


今が旬のカスターニャ(栗)のトルタを買うことにしましたキラキラ


そして・・私の大好きなブリオッシュ(イタリアのクロワッサン)をふたつ買いました。


お店いる間・・かなり長い間・・長居させてもらって色々お話ししていたんですが、



その間ずっと思っていた想いをご両親に打ち明けました。


シェフのお父様とお母様にお会いできて本当に感動しました。


そしてどれだけ私が先生(シェフ)のことを尊敬していて・・


家で復習を欠かさずして食べてくれる旦那サマまで先生のファンになってしまったこと、


テクニックだけじゃなく、心が入ったドルチェを教えてもらたり お店にこさせてもらえてそれを凄く感じること、


想う気持ちは溢れてくるばかりで・・イタリア語がこのときばかり付いていかない、もどかしい・・


そんな感じでした。


また先生(シェフ)がいらっしゃるときに改めてまた絶対来ますアップ


先生のお母様は


「なんて優しさの溢れるお嬢さんなんでしょう・・キラキラまた絶対来てねキラキラ待ってるわ」


とまで言って下さって・・普通はイタリアでは初対面なら握手、


友人や知り合い、大切な人なら頬に2回のキスをするのが


一般的なんですが・・


シェフのお母様は


いきなり・・思いっきり強く長いハグをしてくださって・・


涙がでるくらい・・


そのハグはあったかくって・・強くって・・


チョコレートのように溶けてしまいそう・・


こうして・・素晴らしい人たちにまたこうして出会えて本当によかった・・天使キラキラ


なんて有難いことなんだろう・・・天使キラキラ




My Style イタリア生活Diary


愛のたっくさんこもったブリオッシュキラキラ


日本にいたときも、美味しいパン屋さんのクロワッサンをブラックのアメリカンコーヒーと頂くのが


大好きだった。


美味しい食べ物には、作る人の愛がこもっている。


それを感じながら・・味わい、頂くと・・


体も心もあったかく、じんわりとした愛に包まれて・・元気になれる。


私はそう信じています。




とってもとっても素敵な充実した、そしてまた一歩夢にまた近づいた週末でしたキラキラ


皆さんにとって日曜の夜が・・あったかくって心休まる優しい週末でありますように・・アップ


またイタリア夜時間に更新しますアップ


心をこめて、あなた様へ・・


Hiroko


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