(歯磨きしながら新聞を読むご主人様のところへ)


ご主人さま、油断したニャ。


さっきまで2階にいたからって、安心したでしょ。


階段を降りる音は静かに、
タイミングは歯ブラシを口に入れた、その瞬間。


新聞を広げたのも見逃さなかったニャ。


「今だ」って思って、
まっすぐ一直線、迷いなしで膝の上。 

うがい?
そんなの後でいいニャ。 

朝のこの場所は、ポチコの指定席。 


新聞のカサカサ音、
歯磨きのシャコシャコ音、
全部まとめて、ここがいちばん落ち着くニャ。 


ほら、動けないでしょ。 

それでいいの。 

朝は一緒に始めるって決まってるんだから。 


さあ、ご主人さま。
そのまま、しばらく我慢するニャ。