ヒメジョオン     作詞作曲 都竹宏樹



懐かしい香りの中を 一人きりで歩いている
学生服の あの頃の僕が 今の僕を先導する
忘れかけてた思い出がほら また一つ蘇ってく
ほろ苦いコーヒー 甘酸っぱい記憶 少し照れ笑いした

年を重ねてきたせいかな 物の見え方も変わってきて
あの頃には気付けなかった 美しさがある

通り過ぎる街並に 君を思い描いて
いつの日にか この空に響かせよう
ありのままの姿で 清らかなままで
いつまでも 強く歩いていこう


いつも歩いてた通学路 いつも遊んでいた公園
あの頃の僕は 花の名前なんて ちっとも知らなかった

生まれ育ったこの街にも こんな素敵な場所があったんだ
道端に咲いたヒメジョオン 君にも見せたい

赤く染まる夕暮れに 君を思い描いて
どんな時も 夢はほらそばにある
飾らない心で 澄み切った瞳で
どこまでも 強く

流れていく時を越え 君を思い描いた
いつの時も 僕たちはそばにいる
ありのままの姿で 清らかなままで
いつまでも 強く歩いていこう

どこまでも 強く歩いていこう





MINI ALBUM『SONG BOOKS Ⅲ』収録曲
弾き語りCD『タイムトラベルXIII』収録曲