2025年5月25日~6月25日まで、日本に帰国していました。

海外在住後、日本への滞在期間は、今までで最長だったかもしれません。

 

ひたすら、父のために、家のことをやっていた毎日でした。

家事に加えて、父の希望を叶えるために、走り回っていた感じです。

 

6月25日、日本を出発する日の朝方、夢を見た。

一瞬だったけど、母が空港へ行く車へ乗り込もうとしている夢。

横向きで、昔のようにふくよかだった。

 

長い間、母の夢を見ていなかったので、久しぶりだったけど、、

ああ、母は私が日本に帰国していることを知っていて、

私を空港へ一緒に送ってくれるのだと直感で思った。

 

実際には父が1人で私と娘を空港へ送ってくれて、

空港に到着後、時間がなかったのにお昼ご飯を食べ始めてしまい、

父はいつもご飯を早く食べられないので、私達のタイムリミットが迫り、

いつもはイミグレに入る手前の入り口まで見送ってくれるのだけど、

今回は見送らずに、ご飯を食べて、その後デッキから私達が飛び立つ飛行機を見ると言った。

 

父がご飯を食べる後ろ姿を見ながら、

後ろ髪を思いっきり引かれる思いでイミグレへ向かった。

 

その時から涙が出た。

 

父も涙が出そうだから送らないと言ったのかなと思った。

 

いつもいつも、日本を飛び立つ時には涙が出る。

 

もし、私が日本に住んでいたら、父は寂しい思いをしなくて済んだだろうに。

もし、私が日本に住んでいたら、思う存分、亡くなった母や父の傍で親孝行をすることができたかもしれないと、

そういう人生を歩まなかったのに、今更仮定して考えてみたりする。

 

今は海外も私の第二の祖国になっていて、そこには大切な人がいて、その人も私たちが戻るのを心から待ってくれている。

 

どちらもとてもとても大切で、私の心はいつも割れてしまう。

 

飛び立つ飛行機の中から、父が1人でデッキに立っている姿が一瞬見えた。

母が生きていた頃は、母と2人でデッキに立って、見送ってくれていたことを思い出す。

 

お父さん、そしてお母さん、空港へ送ってくれてありがとう。

そして、すべてに心からありがとう。

いつまでも、幸せでいてほしいです。