父が倒れて4ヶ月 

階段を転げ落ちるように悪くなっている。

倒れる前から、耳は聞こえなくなっていたけど、筆談は出来たし、自分から話したり、食べるのが好きだった。

もう90だから、ある程度は覚悟していた。

ある日突然死んだり、或いは病院で弱っていくことを。


手術する前、歩けなくなった。脳内出血のせいだ。一緒に暮らしている母や、姉は当然介護する。母は過干渉、必要以上に助けてしまった。

それで疲れてしまったのだと思う。自信を無くした。


手術後、父は当然帰りたがった。家で死にたいと言ってたから、車椅子に乗って帰ろうとしたり、看護師さんに訴えた。でも出来なかった。母が自信を無くし引き受けることが出来なかったから。

姉も、母に同調した。

母も、姉も自分が正しいと頭から信じ、思い込んで相手に押し付けてしまう。

母は、被害者や弱者になることで逃げ、姉は自分が正しいのだから、怒る。

歩けない父の面倒は見れないのだから、父は救急病院から転院して他の病院に移ることを納得すべきだと。

その結果、父は自殺騒ぎを起こし、精神病院に転院させられ、そこでも抵抗して、どんどん悪くなって行った。

落ち着かせる為に薬を与えられたのかもしれないし、2度も脳内出血を起こしているので、3度目の脳内出血が起こっているのかもしれない。

今は、鼻腔栄養で話すことはできない。目もはっきりは見えてないようだ。

父から、具体的に訴えることは無いだろう。


間が悪いというが、本当にこれだけ、悪いことが重なると、正直言ってどうして良いかわからない。

2月お見舞いに行った時に、離れているし、帰省費用も馬鹿にならないから、そんなに頻繁には帰れない。でも、こういう状況だから、連絡もらったら絶対帰るから連絡してと頼んでいた。2月のお見舞いも姉からの依頼だったから、次もあるだろうと。

でも、姉の中では違ったみたいだった。困っているから、私が察してくれて助けにきてくれると思いこんだ。スーパーマンでも神様でも無いのに。

その結果 私が母に様子を伺いに電話した時、母から受話器を取り上げ罵倒しまくった。

姉の話しは、今も同じだ。

私達だけが頑張っている。あなたは助けてくれない。当然手伝ってくれるべきなのに何もしない。嘘つきだ。私が代わってやるべきだ。それが出来ないんだから、ほっといて と。

 

不思議なのは、そこまで言ったのだから、自分達で背負う覚悟をしたのかと思うし、そこまで言われたら、勝手にはできないから、下がって話しをするしかない。


でも姉は、理解していない。

姉にとっての解釈は、自尊心をぼろぼろにしても相手を追い詰めないと気がすまないくらい困っているから、自分を犠牲にしても助けてくれと願っているのだと思う。