私にとって父は、優しく常識的な人だった。
でも、姉や母にとってはそうじゃなかったみたい。恨みがあるから、在宅介護を引き受けなかったのだろうか?
後お坊さんの話しに、別れた元夫の名前が2度も出てきてびっくりした。離婚したことをちゃんと告げなかったのだろうか?
帰省するたびに、父の扱いが悪く嫌な思いをしていた。
父は晩年は、甘いものや、お酒とかしか興味が無くなり、私が買ってくるお土産を楽しみにしてくれていた。
母や姉は、そんな父に対して意地汚い と平気で言う。
全部食べてしまうなら、切ってあげるとか、小分けにしてあげるとかすれば良いのに、それはしない。
年寄りと暮らすことは、楽ではない。
母も姉も父に対する愛情がないわけではない。
でも、そういう扱いをされると傷つくというところまでは頭が回らなかっだのだと思う。
姉は、今では王様だ。
経済的には父の遺族年金、父が残した家をもらわないと生活出来ない。
でも、認知症が発生しつつある母は、1人では何も出来なくなってしまった。姉の言うことに逆らえない。
ただ、そうねと聞くだけだ。
さっき聞いた話しを覚えてられない。
お葬式前に、母と2人斎場に泊まったが、お線香を絶やさないでと言われたが忘れたみたいだった。姉が渡した歯ブラシがないと言い出したり。
もう聞いたことを理解して、覚えていられなくなってきている。
姉に、その話をポロっとしてしまった。お母さんもう 自分で判断出来ないと。
そうしたら、焼き場での待合室にも関わらず怒り出してしまった。喧嘩したくないから、辞めようと逃げたが、姉も人の意見はもう聞けないみたいだ。
斎場では、姉の独壇場だった。
父の介護がいかに大変だったか、自分達がいかに頑張ったかしか言わない。
でも家に帰りたいと頼む父に帰れないと突き放したのは2人だ。そのせいで父は精神病院に入れられて命を縮めてしまった。
その話は出ない。
私の子供達が来てくれたが、近況を尋ねることすらしない。
私が息子に今どうしてるのか と話しかけたら、斎場でする話しでは無いと遮ってしまった。
もうまともに話せる人はいなくなってしまった。
母は認知症が進み不安だと思うが、姉がいる限り、目に見える形で症状が出てこない限り、姉に感謝する生活が続くのだろう。
変だけど、何も出来ないなら、距離を取るしかない。