とんかつ店
かつ進 三組坂下外神田店さん
湯島の三組坂を下った三組坂下交差点の角にあるお店です。
千代田区外神田とはいうものの、道を挟んだ西側は文京区湯島になります。
50mほど北に歩けば台東区上野に入り、不忍池•上野公園•上野駅と、なかなか良い散歩コースになります。
そんな時は、決まって「かつ進」のかつ重でした。
当時は出前もやっていた記憶があります。
私の中の遠い記憶では、
御飯の層より厚みのあるアタマが、お重一杯に敷き詰められたかつ重で、ちょっと高級感があり、とても美味しく感じました。
毎回、部長を始めみんなニコニコしながら食べていた様に思います。
ランチタイムサービスの
かつ重定食 1100円です。
40年ぶりの緊張をほぐす為の
生ビール600円を1口飲む間に、山盛りのキャベツが出てきました。
定食は千切りキャベツと味噌汁が付いているようです。
生ビールのお供に、最初はドレッシングで食べ、
生ビールを飲み終わったタイミングで、味噌汁とかつ重が到着しましたが・・・
かつ重の湯気で、味噌汁が霞の中!
(揚げたてのトンカツで作るかつ重はアツアツです)
豆腐、ワカメ、きざみネギのオーソドックスな味噌汁ながら、ダシが効いていて染みるな~
満を持しての かつ重
記憶の中のイメージとは少し違い御飯見えていますが、アタマの厚みは御飯の層と同じか、それ以上です。
箸でカツを摘むと 飴色に良く煮込まれたタマネギがよく絡んできて食べやすいです。
端の方は、サクサク衣とジューシーお肉でトンカツの旨みを堪能できます。
これはこれで、旨いけど、
こんな感じだったかな?
40年も同じ味なワケはないからなぁ
時間が経ちすぎて、忘れたかな…
と思いながら食べ進むうち、
真ん中辺は、衣に割り下の甘辛味がじんわり染み込んで、微かに、むかし事務所で食べたかつ重の味が感じられました。
なるほど、あれは、出前のかつ重の旨さだったのか。
蓋をして運ばれるうちに、衣が蒸れて柔らかくなり、味もしっかり染み込んでたのでしょう。
40年ぶりのかつ重の味に、非常に満ち足りた気分で店を出ました。
思い入れが強くて、なかなか書けないままに、
蕾ばかりだった庭の芍薬が
咲き始め