One-Break-Up

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こんにちは。



早速、今回の全米オープンのドローと展望をなぜ書かなかったのかということを説明します。

以前のブログで、「全米オープンは期待大です」と自信を持って書きました、
かなりの。。



ところがです。
マレー戦で敗れて数日経つと間もなく公式アプリで動画をアップしていました。
それも激しい動きだったりサーブの練習、そしていつもの反復トレーニングも。

その時私は、翌週の大会を欠場して2週間あるのに、もう練習をしているのかと、臀部の痛みは?疲労は?とクエスチョンマークだらけが付いてました。でもその反面、これがもし開幕前まで同じように体に負荷をかけた練習を続けているようならば、やはり今年はそういう年なんだなと、疑問だった事が確信へと変わってくるだろうと感じました。
その、「そういう年」とはどういう事なのかはまた後ほど。。



そして、一つメディアに対して疑問に思ったことがあります。
「昨年、準優勝した最終戦のGS全米オープンが開幕!錦織圭、優勝できる!」
という見出しをたまたま見たのですが、
確かに昨年準優勝してますし、GSの中でも全米オープンが一番得意そうに見えるし期待できそうですよね?
でも、ホントにそうなのかということです。

錦織選手本人も、ハードコートが一番得意だし好きですね、と言ってるように、攻めるテニスを主体とする錦織選手ですからホントに得意に感じますし、見ていてイキイキしてます。
だからメディアの反応も全米オープン制覇と期待するのは当然でしょう。

でも私は、ハードコートで一番得意なのは全豪オープンだと思ってます。それを思わせる成績を出してるからです。

全米オープンの成績

2008年 ベスト16
2009年 右肘痛で欠場
2010年 3回戦敗退(フルセットで勝ったチリッチ戦で痛めた患部が悪化し次戦で棄権)
2011年 左足痛で棄権
2012年 3回戦敗退(チリッチに敗北)
2013年 初戦敗退
2014年 決勝進出(またもチリッチに敗北)
2015年 初戦敗退(ペールに敗北)



全豪オープン

2009年 初戦敗退
2010年 右肘痛で欠場
2011年 3回戦敗退
2012年 ベスト8
2013年 ベスト16
2014年 ベスト16
2015年 ベスト8



どうみても、全豪の方がサーフェスとの相性が合っていると思います。

全米、昨年は準優勝でした。
しかしそれは、それまで戦ってきた相手にとにかく恵まれていたんです。初戦の相手は予選勝ち上がりでテニスもまだまだ未熟さのある選手、2回戦のアンドゥハルは患部を悪化させ途中棄権。3回戦のマイヤーは錦織にとっては相性が良く、プレーしやすい相手で見事ストレート勝ちし、ノーストレスでベスト16に辿り着きました。



今回、錦織本人は開幕前に、
「特に目標とかは考えてないですけど…」
そして、「一番良い状態」という言葉です。
その時ふと頭をよぎりました。
以前ブログにも書きましたが、トップ10ないしトップ5の位置においての錦織選手が放つようになった「必要な嘘」です。

私は本人の言うことは信じますが、会見ですべてを判断しないことにしています。
この位置にいるということに自信を持っているからこそ、必要な嘘が言えるようになったんだと思います。



今年は、体力面とメンタルを強化する年として、去年よりも試合数が多く、すでに55試合を消化しています。出なくてもいいのではというくらいの試合にも出場しています。



これだけ出場している大会に姿をあまり出さない方がいる。。



M.チャンコーチです。

なぜ最近帯同していないのか?

子供が産まれたために今は家族との過ごしている時間を大切したいから。

その通りです。

コーチになる際の契約条件として、期間を限定しているから。

これも模範解答かもしれません。

もう一つ私はそれ以外に、大会には帯同せず、終わった後のトレーニングに姿を現して練習に力を入れてるように思いました。それも来年の為に、将来のために。
出場試合数を間引きし、MSやGSで結果を出せるような練習を。

だから今回も、試合前までハードなトレーニングをしていた様子が、入場する際の顔色や、プレー中の脚の重さに出ていたと感じていて、かなりの疲労を溜め込んでいた中での試合になっていたので、動きが硬くなっていたのかもしれません。

しかし、これを言い訳にしてはいけません。やりにくい相手であった事は確かですが、ペールも、失うものはないという勢いさとパワーでウィナーを量産してましたし、良いショットもしてましたから、それはそれで相手を讃えるべきです。
(まぁ、ただ大声で暴言を吐いてる姿は頂けませんが…)
それを踏まえた上で、今回は錦織本人もコーチもGSで負けても問題ない、仕方ないという感じに捉えたんだと思います。



おそらく、今頃ハードなトレーニングを再開しているのではと密かに予想して期待もしていますが……


ただこれほどの力になってくると、GSに限らずどの大会でも格下やベスト16まではある程度、ストレートかつ短時間で勝ち上がることがベストであって、今回はあまり100%の力を出さずに(30%ぐらいかなと思うほどの力で)戦っているようにも見えました。
結果フルセットで3時間以上も費やした挙句、敗戦を喫してしまいました。


これも後々、チャンコーチとのハードなトレーニングによって改善されるのではと、かなりの確率で確信しています。



今後は、アジアシリーズそしてツアーファイナルに向けて調整されると思いますが、先ほども書きましたが、会見だけで判断するのではなく、入場シーンの様子や顔から集中度を伺うことにもチェックしていきたいと思いますし、ぜひしてみてください。



by.OBU✋