この前、俺が冷たくしたせいかな。
今度は俺のほうがそっけなくされた。
一緒に寝ていて
ああ、彼女だと思いただ抱きしめたら
彼女がするりとかわして起きてしまう。
俺がもう少し横になっていようよと言ったら
裁判があるから・・・あなたも裁判所に行ってるでしょう?
私も今日だから と
そうかそうだっけか?
と洗面所に行ってブラインドが開かなくてがちゃがちゃしてたら
目が覚めた。
何のことやら?
俺にも反省しろということか?
ただあの抱きしめたときの温もり、感触が彼女だった。
それがうれしかった。
もう泣かなくても大丈夫と思える日が増えたけど
やっぱり彼女を忘れることなんてできないよな
やっぱり今でも会いたい
抱きしめていたい
戻ってきてほしい
そんな親父だから、お袋はDVを受けていて
とても辛い人生を送ってきた。
何度かウチに来ないかと言ったんだが
息子たちと生活したくないそうだ。
ま、それもおいおい考えるさ。
子供の頃からお袋の大変さを見てきたから
自分の奥さんは大事しようとずっと思ってきた。
それにそうしてきたつもりだ。
子供たちには申し訳ないが、いつも彼女が一番だった。
ただ、今思い返すとそれがいけなかったのかな?
大事にしすぎたかな?
与え過ぎてしまったのかな?
一緒にいろいろ考えて乗り越えていきたかった・・
親父の手術があまり良くなく
来週の月曜に二回目の手術をすることになった。
それでだめなら病院を変えて再々手術だそうだ。
面倒臭いなあ!
それに保険とか何も入ってないし
金とか大丈夫なんかよ?
そのへんは面倒みきれんからな。
前にも書いたが、ウチの親父ははっきり言って理解できない。
何を考えているのやらさっぱり?
きっと何にも考えてないで生きているんだと思うが・・
それからIQがとても低いんじゃないのかな?
全くわけわからん奴だ。
ま、一言で言うと怠け者だな。
兎に角なにもしない。やらない。
人の話しを聞かない。
自分が常に正しい。
でも間違いだらけだから、指摘される。
指摘されたら逆ギレして、こっちが殺されそうになる。
家族みんなが被害にあっている。
俺自身、子供の頃に二回ある。
よく生きていたもんだ。
今ならとっくに警察沙汰になって犯罪者だぞ。
そんな親父は
更にいつも酒中心だから
酒に換算する考えしかない。
呑めば呑んだで暴れて手がつけられない。
子供時代は本当に辛かった。
だから大人になり
結婚して幸せだった我が家は自慢の家庭だったのに・・
それなのに今はこのザマだ。
もうどうでもいい。
何に対してもそう感じてしまう。
そんな中だが、手取り足取りというわけにはいかないが
看るしかない
親は親だからな・・
はやく解放されたい。
正直な気持ちだ。
朝からいつも通りのルーチンをこなし
午後から親父の病院へ洗濯したモノを届けに。
そしたらこのクソ親父、何を言い出すのかと思えば
看護師の文句ばかり言いやがり
はじめは、はいはいと聞いていたが
だんだん腹が立ってきて
お前のことなんか誰も看てくれる病院なんかないぞ!
そんなにイヤなら退院すればいいじゃねーか!
と怒鳴る始末。
他にも入院患者さんがいるのに申し訳ないことをしてしまった。
帰るときに謝罪はしたが、俺も気を付けなきゃな。
どうもあの親父にいたっては
いつも自分のことは棚に上げ、他人に厳しく自分に甘く なんだよ。
それに他人ならまだしも、この非常識が血の繋がった親父だと思うと
どうも我慢できないのさ。
ただ、お袋があいつが居なくて快適な生活を送っているということだから
病院の人たちには申し訳ないが良しとするさ。
ま、俺はお袋には安堵の生活を送ってほしいから
親父が退院するまでに、次 に入院できるところを探すぞと。(笑)
普段、彼女のことを考えない日はない。
必ず考えて、悩んで悲しんで怒って苦しむ。
その度合いが違うだけで毎日苦しむ。
毎日だ。
彼女が死んでから今日まで、苦しまない日はない。
これはストレスだ。
毎日ストレスを抱えていて癌とかにならないのかな?
で、今日夢に出てきたんだけど
俺は妙に冷静に
ああ、彼女はもうこの世にいない人間だという目で見ているんだ。
会話もなく、もう無関係を装う。
目が覚め、俺ってなんて冷たい人間なんだろうと思った。
毎日苦しんでいるのに
心のどこかではもう関係ないと思っているのか?
彼女のことを思って苦しんでいるのではなく
可哀想な自分を思って苦しんでいるのではないだろうか