製鉄記念広畑病院 臨床研修センター -2ページ目

eレジフェアオンラインにて当院の臨床研修プログラムのご説明を行います。

2022年5月の開院に向けて工事が進んでいる「兵庫県立はりま姫路総合医療センター」の最新状況もお伝えいたします。

 

日時:12月5日(日) 

 10:00~10:45、11:00~11:45、12:00~12:45、13:00~13:45

 各回45分間

 ※どの回も同じ内容です。

 

下記eレジサイトよりお申込みくださいませ。

 

皆様のご参加をお待ちしております!

 

※現在の新病院の様子です。間もなく建物が完成します。

外来 手術室

 

2年目研修医のSです。6月に地域研修として2週間石橋内科で研修をさせていただきましたのでご報告致します。

 

当院では地域研修として家島診療所、ぼうぜ医院、石橋内科、中谷病院の4つの内2つの診療所で研修を行っています。今回その中でも石橋内科での研修を取り上げさせていただきます。

 

石橋内科はその他の施設として広畑センチュリー病院、訪問リハビリステーション、デイサービス杏の里、通所リハビリステーション、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、リハビリセンターなどを運営しており、亜急性期からリハビリ、在宅医療まで幅広い医療を提供している医療施設となっています。

午前中は主に石橋内科で内科外来の見学と初診の患者様の診察を、午後はリハビリセンターの見学や広畑センチュリー病院での病棟回診、訪問診療や訪問看護に同行したりと、様々な研修をさせていただきました。

 

中でも特に印象に残っているのが、5月に広畑病院で担当していた患者様のお宅に訪問診療に行かせていただいたことです。退院後の患者様の在宅医療に関わる機会は今までなく、1人の患者様の急性期から在宅医療までを見させていただいたのはとても勉強になりました。

 

先生方をはじめコメディカルの方々も皆優しく丁寧にご指導してくださり、2週間で研修が終わってしまうのがとても寂しく感じるほどでした。研修医として広畑病院に入職した際はぜひ石橋内科で研修してみてください。

 

※2022年の臨床研修プログラムより、地域医療研修の連携病院の追加や詳細の変更を行う予定です。

 日本医療事故安全調査機構からの医療事故の再発に向けた提言 第1号 中心静脈穿刺合併症に係る死亡の分析 -第1報― を受けて、当院では2019年度から中心静脈カテーテルを行う医師全員に対して、中心静脈カテーテル挿入のための講義の受講と人形を用いてのインストラクターによる超音波下ガイド下穿刺の実技シミュレーション研修を受けることを義務化しました。

 

※講義は6月に行いました。

 

PPE着用

※実践は10月に開催しました。PPEの着用など、なるべく実際の状況に近付けています。

 

 2020年度は、新型コロナ感染症の影響で、実技講習が開催できなかったために、講義のみとなってしまいました。2021年度は開催予定のインストラクターによる実技シミュレーション研修を開催することができ、研修医1・2年目全員だけでなく、医師免許を取って25年以上経つ上級医にも受講してもらいました。

 

物品説明

※1年目研修医へは物品説明からスタート。消毒やエコーの使い方から詳しくレクチャーします。

 

 特に1年目の研修医には、CVキットの実物をみながらひとつひとつ物品の内容の説明から聞いてもらい、一人当たり30分の目安で指導を受けてもらっています。2年目の研修医はひとり20分の目安で指導を受けてもらいました。初期研修医がおちいりやすい、極度の緊張下でのCV手技の合併症に特に注意して指導をうけてもらっています。

 

※2年目研修医は、手技の確認を受けながら進めていきます。

 

 研修医に対してCV挿入レクチャーを行っている施設は多いですが、当院のように専攻医以上の上級医にまで、講義と人形を用いての研修を受けることを義務化している施設は多くありません。実際に受講した上級医の感想は、「この年になって、また教えてもらえて新鮮でした。」「自分の手技の再確認になりました。」など、講義と実技の実践のよさを理解してもらえています。

 

※何度も繰り返し練習します。

 

 この講習会は新病院でも継続し、新しく当院へ赴任した専攻医以上の医師で中心静脈カテーテル挿入の手技を行う医師や初期臨床研修医1年目を対象に今後も続けていく予定です。

 

医療安全管理室長 金 秀植