gremz(グリムス)メールより


『「バイオミミクリー」とは、
生物や生命という意味の「バイオ」と、
模倣するという意味の「ミミック」の
名詞形の合成語です。
地球上に生命が誕生してから38億年。
その間に動植物は過酷な自然環境の中を、
子孫を残すべく、さまざまな進化を遂げ、
命をつないできました。
そんな生物の生態や機能をヒントにし模倣し、
科学技術などに応用しようという概念が、
「バイオミミクリー」です。

具体的にはどんなことでしょう?


蟻塚をモデルにした
ショッピングセンター蟻塚の内部は、
空調がなくても湿度と温度が一定に保てる
完璧な空調機能をもっているといわれています。


そこにヒントを得てジンバブエに建てられた
ショッピングモールは、冷暖房の設備は一切なく、
あるのは喚起道のみ。
それでも快適な室温を保ってているそうです。
快適なのに環境にも優しいとは、驚きですね。


蓮の葉にヒントを得た塗料や繊維蓮の葉の表面は、
玉状になった雨水が汚れとともに流れ落ちます。
しかし葉の表面自体は常に乾燥し、
清潔な状態に保たれています。


これにヒントを得て、
汚れの落ちやすい塗料や繊維の開発が
取り組まれているそうです。
開発されれば、洗剤を使わず
少ない水量でお洗濯ができる日も
遠くないかもしれません。


他にもハコフグに着想を得て造られた、
エネルギー消費量の少ない車や、
甲虫や貝殻を模倣し、
大量のエネルギーを消費せず水を入手するポンプなど、
さまざまなバイオミミクリーがあるようです。
動物や植物の真似をしたら、
エコにつながるなんて・・・生命の神秘に感動です!!!
人生の先輩に学ぶことは多いというけれど、
人生の先輩は「人」だけじゃないんだなぁ。。。


そんな「バイオミミクリー」のおはなしでした!』