日光放射能から子供を守る会の大島さんから、近況が届きました。

以下、大島さんのレポートになります。


お久しぶりです。

やっと、今日、今回の冊子no.43--8000部の配布が終わり一段落です。市民からの反応も、ずいぶん見えてきています。

また、別に先日は、昨年1月の環境省の修学旅行の安全宣言に係る異議申し立てから1年以上経って、内閣府の審査会から2度目の環境省が提出した説明書{「修学旅行は問題ないとの発表と文面は省幹部から急きょ指示があった」と、前回は、「内部の話しあいで」との記述」}などに対する反論というか意見書(誰が、いつ、どのような目的、根拠で・・・など具体的にさせたい)作成に取り掛かっています。

そして、並行して次の冊子作成、市民からも知りたいとの情報含めて、市の情報取り出しです。

次々、ひどい実態が出てきています。2011.10の日光市全域の測定では、一度測定してあまり高すぎる測定地点は、再度測定し直して低い数値にしたことが判明。まあ、誤魔化しの実例は、1冊の本が出来るでしょう。

ちょっと一息ついたので、厚木の守る会のサイトちょっと覗いてみました。

サイトに書いてあったホテルの食材、本当に下限値高すぎます。

昨年来、ホテルの食材の下限値は、他の家庭菜園などの下限値より、高めになっていました。その後、全体的に下限値を若干低くしました。昨年のホテルの検出された一食分、サイト内の日光のホテルの食材検査も見ましたが、昨年4月11日のホテルの検査は、18件です。そのうちの1件がCs137-19.9Bq/kgでていました。Cs134は下限値が高く不検出。そこで冊子には40Bq/kg弱と記載しました。他は、全て不検出でしたが。

1つのホテルでどれだけの回数測定しているか問題ですし、1食分の測定は正確ではありません。
食材の測定で、ゼロで安心できます。ゼロでなくとも1Bq/kg以下に!

そう、下水の汚泥の汚染は、湯元は少ないですが、ゼロではありません。身体を通過したものと、野菜を洗った水でしょう。中禅寺湖の汚染は続くでしょう。山から流れ込みますから…。今年は、汚染が高いので魚を釣らせて回収し、検査との目的で廃棄する方針になっています。、湖に戻すと汚染が続くので、ということです。

さて、放射線量は、ホットスポット探しなら、探せば溜まっているところはいくつも出てくるでしょう。しかし、全体的には、配布途中で、さまざまなところを測定していますが、地表は随分下がってきていると感じています。特に、もともと低い地域0.2~0.3程のところでは1mの線量よりは、地表が引くいところも珍しくありません。

これは、小中学校の除染前後の10mメッシュの測定値を見ても明らかになっていました。また、これまで校庭の真ん中の測定値は低いことが分かっていましたが、端の方を含めて校庭の汚染が随分高かったことがはっきり出ていました。

日光市や政府は線量が減少したと言うのでしょうが・・・・。今刻々と地表の中に入ってきています。チェルノブイリでは年に2~4cmといいますが、たぶん栃木県、日光市は降水量が約3倍ですからその速度より早く地中に下がっていると思われます。たぶん、これからの予想ですと、若干空間線量が減る傾向が目立つかもしれません。

しかし、空間線量は、じっくり時間を掛けて何度も測定することで、地表の放射線量の影響よりは、風の影響が大きくなってきています。そして、地中に放射性物質が下がれば、今度は針葉樹、広葉樹の汚染が高まるでしょう。その地面の山菜は、さらに汚染が高まるのも可能性大です。

しかし、針葉樹、広葉樹、そして、落ち葉で汚染アップです。さらに、夏の暑さで大地の水が吸い上げられて地上もあるでしょう。放射性物質が風で周辺の線量を高めることでしょう。そうそう、4月下旬からは田んぼに水がはられ、地域によっては、風で舞う線量が若干とも影響して低くなると以前から感じています。じっくりとは、分析のため測定していませんが。

そうそう、観光地の測定方法を誤魔化した件、今は、時定数10秒で30秒での数値です。

昨年1週目、2週目は、時定数30秒で1分半後測定、僕が文句を言って、測定方法を調べるように話し、時定数30秒で1分半後、その後、30秒ごと4回。計5回の平均。(ちなみにこの5回の内統計的に、1回目が1番低い値が出ていることが証明)、測定方法で、若干なりとも線量は上がりました。

その後、(現在は、学校を含めて、どこの測定でも、日光市の方針の測定方法)2012年11月からの測定方法は、時定数10秒で30秒後の数値です。時定数10秒とは、基本的に高めの汚染地帯での設定の時定数か、もしくは簡易的に測定する場合です。これらの測定方法を誤魔化していました。やっと1年以上すぎて戻しましたが、謝罪なとサイトになしです。

そこで、僕は、時間がないので目が届きませんが、観光地の市の測定は、若干なりとも低くなっていると思います。しかし、僕の測定では、時間をかけていませんが、1年前とほとんど変化していないよう感じています。本来なら物質的減少があるはずです。しかし、風の影響が強いので、ほぼ1年前と変わらないのでしょう。後は、市の測定方法の誤魔化しです。

周りはスギ林に囲まれているので、僕の予想では、何年経ってもそれほど線量は減らないと思われます。

そうすれば、市は、以前の数値がないので、以前からの線量というかもしれません。現在、日光市は汚染地域でないとの姿勢です。

特に、東照宮の線量は、杉の葉の測定が一番有効です。しかし、これにはただ取ってきて測ればいいと言うことになりません。1年目なら風で飛ばされて付いた物質を測れますが、地中からすい上げた汚染を調べるのには、時間と多くの測定が必要です。特に針葉樹は、3分の1ずつ新しい葉になりますから・・・。

時間があれば、いろいろの情報提供できますが、僕は、メール書く時間も含めて、身体も、頭も、資金も限界ぎりぎりでやっているので、申し訳ありません。

今日は、配布の後、市からゴミ焼却灰の4000Bq/kg以下の最終処分を群馬県草津町の業者と4月1日契約、いまだ運びだされていないとのことですが。日本中に拡散です。日光にも2業者が福島から持ち込んでいるのではとの情報も寄せられていて、いろいろ調べましたが、民間業者間の子受け孫請けと、複雑なことで実態がつかめません。

現在、8000部配布とている人の中では、市民の放射能汚染への関心が途切れていません。先日は、配布をやっている仲間からも学校を通じて父兄に配布すると言う人の話を聞きました。具体的に、少しずつ少しずつ見えてきています。それが大きな力です。

それじゃ、なかなか力になれず申し訳ありません。

おおしま

$こども まもりたい