行政の保育課や教育委員会と話し合いをおこなっていると、私達や子供達の生活環境が近年になり悪化しているのではないかな?と、感じることが多くあります。

私は昭和40年代の生まれですが、四日市喘息等のばい煙による大気汚染、界面活性剤による水質汚染、光化学スモッグはあったけれど、PM1や、PM2.5等も無かったし、遺伝子組み換え食品の存在や、放射能汚染等はSFの世界でしか聞いたことがありませんでした。

食品に関して言えば、小麦や蕎のアレルギーを持つ児童もいたと思いますが、アナフィラキシーで亡くなる児童は全く聞いたこともありませんでした。

アナフィラキシーで亡くなる原因は、蜂に刺されることしかなかったです。

学童期でアレルギーと言えば、杉花粉やブタ草などのアレルギー、それと一部ですが牛乳アレルギーがあったくらい。

近年になり、アレルギーに関する医療分野の進歩もあり、アレルギーの話題も広がってきたり、情報が掴みやすくなり、給食などで食した食材でアレルギー症状を訴える児童が多くなってきたのだとも思いますが、例えば他の要因(蕎や小麦の農薬汚染)などで、罹患率が上がってきたのも、アレルギーが増えた一因の可能性はないでしょうか。

私の私見ですが、何となく、昔よりアレルギー体質の子供達が増えてきたように感じますし、

大人に関しても 果物や野菜などを食して口の周りが痒くなったりする人も増えてきているのかな?とも感じることがあります。

今 行政の給食担当の職員は、今 このアレルギー対応と、それと誤飲の対応で大変らしく、また食品添加物や農薬などの情報も集めていく必要もあるらしいです。

調味料の中に一体何が含まれているのか、そういうことから、食材全体に関して調べなければならなくなってきたそうですし、白玉やミニトマト等も流線型に切って喉に詰まらせない工夫も考えなければならないそうで、行政は子供の健康面に関して多くの対応を迫られています。

自身の子供時代には、食品添加物やダイオキシンの問題もあったので、こういった食べ物に関する不安は、ありましたが、やっぱり昔より今の方が、良く耳にするよな~と、思うのは私が親になったから、子供の健康問題に意識が向いているからなのでしょうか。

私達を取り巻く生活環境が、悪くなってきているような気がするのだけれど、これって勘違い?かなと思う時もありますが、私の親の世代に戦争当時の話を聞くと、アレルギー体質の子供はおらず、結核や栄養士失調、皮膚病等の健康障害が目立っていたとの話ばかりですから、やはり生活環境が時代と共に変化してきたのではないかと思います。

うちの子供は、小学生ですが、これから大人になり70歳、80歳と生きていく訳で、年配になった時、果たしてこの世界はどういう風になっているのかと、心配になります。

これは、私だけではなく、世の親が皆 同じ不安を感じ、未来に危惧を抱いているはずです。

社会や家庭で、一体 どこまで子供を守ることが出来るのか、それぞれ個別に考えることに限界があるように感じ、個人、組織と連携して子供を守る動きをしていかなければならない時代になったと思います。

私達大人も含めて、未来の生活環境について、もう一度 真剣に考えなければいけないターニングポイントに今 来ているのではないでしょうか。