東京都が被災地瓦礫の受け入れを始めました。

相模原市役所に瓦礫受け入れについて問い合わせをし、市役所 廃棄物政策課の方針を載せておきます。

市は瓦礫受け入れについて、以下の条件を災害廃棄物受け入れ検討調査の回答にて、神奈川県に出しており、条件を満たさなければ、瓦礫の受け入れはしないとの方針です。

以下、相模原市が神奈川県に示した条件を記します。



瓦礫の運送や、廃棄について、相模原市単独で対応する事は難しいので、神奈川県庁を中心として県内の市町村も含めて瓦礫の受け入れ対応を現在 調整 検討している。


瓦礫の分別を現地で行い、アスベスト、塩分、等の確認、放射能の測定を行うこと。


瓦礫を捨てる最終処分場は、相模原市は麻溝の処分場1ケ所しかないので、国と神奈川県が最終処分場を確保する事。


焼却灰の放射能濃度が、相模原市内の焼却灰と同程度の濃度である事。


排出時に放射能の測定を行うこと。


福島県の瓦礫の受け入れはしない。(相模原市と同程度の放射能濃度であっても、福島県の瓦礫は受け入れないとの回答)



相模原市は以上の条件を神奈川県に提出し、条件が満たされなければ受け入れはしない姿勢です。

また、現時点では神奈川県庁より、この件に関しての回答は来ていないとの事です。


総量2000万トンもの被災瓦礫を、被災地単独で処理出来るはずもなく、最終的にはどこかの場所で、必ず処分しなければいけない物です。
相模原市が神奈川県と国に対して、最終処分場の確保を求めていることは当然の事。

瓦礫受け入れについて、世論は受け入れ反対と賛成に分かれておりますから、地方自治体に瓦礫処分を丸投げするのではなく、国は瓦礫処理をどうするのか?、予算を自治体に回すとか、最終処分場の建設、瓦礫についての放射能計測を強化し情報を全て公開する等、率先して行動を示さなければ、市民の了承を得る事は難しく、瓦礫問題について解決の兆しは見えてこないものと思います。

瓦礫問題は東北復興の要ですから、しっかりと国には考えて頂きたいものです。