いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。
最近、PCの音をイヤホンで聴くことが増えたので、
これまで使っていたPC100USB-HR2からのアップグレードを図った。
PC100USB-HR2は24bit、96000Hzまでなのだが、ハイレゾに興味がない俺にとっては、
これは全く問題なかった。
RMEのBABYFACE PRO FSを購入するつもりだったけど、大人気で入手できず。
それと価格が10万円を超えているので、いきなりそこに飛びつくのもどうかと。
というわけで、今回購入したのがMOTU M2。
これも大人気で、転売価格(3万超え)での購入となった。
DTM用のオーディオ・インターフェイスなので、「聴き専」の俺にとってはオーバースペックである。
俺に必要なのは、DACとUSB入力、イヤホン(ヘッドホン)出力だけなので。
早速、foobar2000でアップサンプリングして聴いてみたけど、
M2がPC100USB-HR2を圧倒する高音質かというと、正直そこまでの違いが判らなかった(笑)。
プロユースということで、リスニング専用目的だと違和感を感じるかもと思ったけど、
その点は問題なく、予想よりウォームな音だった。低音が膨らみすぎな気もする。
むしろPC100USB-HR2のほうが、どこも強調せず出している印象(クールな音)。
ちなみに、数日前までPCをジュータンに乗せて使用していたのだが、ジュータンから外したところ、PC100USB-HR2の音がデジタル寄り(不自然なほどクリーンな音)になった。
これは音再生の純度が上がったということなのだろうと思うが、
ジュータンに乗せてた時のほうが、アナログ寄りで好みだった(笑)。
他に大きな違いとして、PC100USB-HR2のUSB端子は、昔ながらのB端子。
M2の端子はUSB-Cである。
俺が愛用している音質改善グッズ、インフラノイズUSBアキュライザーUACU-700は、
入力も出力もB端子なので、これをUSB-Cに噛まそうとすると、
Bメス to USB-Cオスという変換アダプタを必要とするが、そんな製品は存在しない(笑)。
ということで、上記のPC100USB-HR2の音質評価は単体での評価ではなく、
UACU-700とのセットでの評価であることは強調しておく必要があるだろう。
結論として、音の変化に感動したということはなかった。劣化したわけではないのだが。
今回、PC100USB-HR2の優秀性を再認識する結果となった。
「聴き専」であれば、PC100USB-HR2で十分。無駄がない。
必要な機能だけに絞り込まれ、サイズも極限までコンパクトで音もよい。
むしろPC100USB-HR2のほうがモニターライクで完全にフラットなので、低音は控えめ。
全く聴き疲れしないし、YouTubeとかで人の声を聴く分には、M2と比べても全く遜色ない。
とはいえ、M2せっかく購入したので、3.5 to 6.3の変換アダプタやUSBケーブルを交換したり、
エージングがてら、もう少し様子を見たいと思う。
P.S.
今日はBoyz II Menを一日かけっぱなしにして、
エージングしたところ、音がまろやかになった。
そして、膨らみがちだった低音もタイトに。
中音はよりトランスペアレント(音が透き通る)になった。
すでに申し分ない音に変化した。これなら満足だ。
たった一日で、大したものだ。
ヘッドホンではなくイヤホン(Momentum in-ear i)で聴いているので、
3.5 to 6.3 の変換アダプタを使っている。
昨日は出所不明の金メッキアダプタを使っていた。
エージングがある程度できてから、
まずFURUTECHの金メッキ変換アダプタ、F63S-Gに交換した。
ボリューム変更してないのに音量が上がり、一音一音のエネルギーが充実した。
力が漲るというか。文字通り、音質が向上した。
さらにロジウムメッキ変換アダプタ、CF63S(R)に変更。
音の傾向はそのままに、付帯音が消え、一段高級な音に変化した。
F63S-Gとの間には、明白な違いがある。
余計なお世話だが、F63S-GとCF63S(R)を両方購入しようと思っているのであれば、
CF63S(R)だけ購入すればいいと思う。
聴き比べたら、10人中9人は、CF63S(R)を選ぶのではないか。
同一音傾向尺度での上位製品という感じだった。
高音質化と引換に、音場が狭くなったりすることはなかった。
いや、昔フルテックのUSBケーブル(ADLブランド)で実際にそういう劣化を経験した過去がある。
今回もそのときの記憶が蘇り、やや警戒していたが杞憂だった。
とはいえ、出所不明の金メッキアダプタでも十分にいい音で聴けるので、
交換を無理にすすめるものではない。
P.S.2
USBケーブルを、unibrain社のC to Aに交換してみた。
プロケーブルの煽り文句を真に受けて、30cmの短いのにしてみた。
unibrain社のは、M2の付属USBケーブルよりも太かった。
まだ卸したてだけど、これといって音質に変化はなかった。
unibrain社のにする必要も、短いケーブルを選択する必要も感じなかった。
…のだが、数時間音出しっぱなしにしといたら、
YouTubeの平面的な音声が立体的に聞こえるようになった。
具体的には、前後の奥行感が出てきた。付帯音も微減し、よりクリアに。
YouTubeの音で違いが感じられるって、相当すごい変化と思う。
変換アダプタほどの変化量ではないが、導入の価値はある。
ただ問題は、同時にルーターの空き口にLANターミネーターNLT2を導入してしまったために、
どちらの製品によって音質の変化が起こったのかが切り分けられないことだ(笑)。