いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。

 

Linkman(マルツエレックの子会社)LV2.0が気に入っており、これはキットである。

それで最近、またキット熱が再燃しているのである。

 

コンデンサや抵抗を交換して遊んでいたが、そちらも一段落した(大体満足した)。

ハンダ付けに失敗し、基板を焼くこと数知れず。

 

LV2.0以外のキット類は、手つかずで残っていた。作る元気がなかった。

これも作るならさっさと作るべきだし、作らないなら邪魔なので売りに出すべきだ。

 

…というわけで、ぼちぼち作ることにした。

 

まずは、共立エレショップの「高出力 40W+40Wステレオパワーアンプ基板完成品 WP-AMP7294ST」

である。キットといいつつ、基板完成品だった…。

 

これのICは、TDA7294というもの。

昔、所有していたS.M.S.Lの中華アンプ、SA-98も、たしかTDA7294を使っていた。

 

SA-98は、プリメインアンプというよりは、ボリューム付きのパワーアンプという感じだった。

 

くるくる回りやすいボリュームをちょっとひねると、一気に爆音になった。

ONKYO INTEC155付属のスピーカーから、唸るような低音が出てびっくりしたことを覚えている。

 

デジタルアンプの威力を思い知った。

 

ただその頃はまだオーディオ初心者であり、アンプをセパレート構成にしていなかった。

そんな自分にとり、SA-98は使い勝手が悪く、改造するスキルもなく、愛着もわかずに手放した。

 

さて、話は共立エレショップのWP-AMP7294STに戻るが。

同じICを使っていても、他の部品しだいでここまで変わるのか、というぐらい別物の音がする。

 

プリアンプはLV2.0のオペアンプ使用のものを単体利用しているので、ごく普通(特別すぐれたものではない)。

ケースの穴あけは、以前ハンドドリルで懲りたので、LV2.0のケースを流用。

 

ソフトなのに高解像度、MOS-FETサウンドという触れ込みだが、なるほど自然な鳴りではある。

 

でもLV1.0にしろLV2.0にしろ、一昔前のようなデジタルアンプ然とした不自然な鳴り方はしない。

 

…というか、不自然な鳴り方にならないように、ファインメットトランスやら電源フィルター、アナログアキュライザーなどなど、

アンプ以外のところで莫大な設備投資をしてきたので、その恩恵が大きいのだと思う(そう信じたい)。

 

正直、市販のデジタルアンプには一長一短あり、欲しいと思うものがなかった(現行SOULNOTEやNMODEを含め)。

 

結局、その中でSPECのアンプを購入し、その安定感・安心感には満足しているのだが、俺にはキットでも十分だった…。

何より、電子工作は楽しい。