いつもありがとうございます。ヒロ之丞です。
 
自分は基本的に国内メーカーのオーディオ製品には食指が動かない。
SOULNOTEとかSPEC、真空管アンプのガレージメーカーには、いいと思えるものがあるけど。
 
国内メーカーのファニーな出音にはウンザリだし、それだったら
中国製の素直な出音のほうがまだましだと感じている。
 
ポータブルオーディオにハマっていた時期が長かったので、
よけいにそう感じるのかもしれない。
 
けど、そんな中にあって、インフラノイズというメーカーは気に入っている。
以前は、DACもDDCもこのメーカーのを使っていた。
 
このメーカーはAITECほどではないにしても、次々とあやしげなアクセサリーを投入してくるのだが、
それが結構よい。よいというのは、自分の期待を裏切るような音変化を起こさない。
 
今回ためしたのは、アナログアキュライザーというトランス?コンデンサー?
アナログデータが通るどこに入れることも可能だが、俺はプリメインアンプの入力に入れている。
 
とかくこういう介在物は、音のボディが薄くなったり、音色が変わったり、
デメリットがつきものだが、本製品に関してはそれがない。
 
楽器の生々しさが増す。存在感が増すといったらいいだろうか。
S/Nがよくなるというのとも、ちょっと違う気がする。
 
俺はニアフィールド・リスニングで小音量再生しかできない環境なので、
それがよけいにわかる。
 
付帯音が増すとか雰囲気が上品になるとかいう変化ではなくて、
エッヂがしっかり聞き取れるようになり、一音一音の存在感が増す。
 
自分はインフラノイズ一辺倒というわけではなく、スピーカーケーブル、DAC、
DDC、ライントランスなど、他社製品も多く併用している。
 
それでも個性がバッティングしないのは、無駄な脚色がないせいだと思う。
 
このアナログアキュライザーを、他の箇所にも追加したらどうなるのだろう。
相乗効果はあるのだろうか、ということが気になる。
 
難点も一応書いておくと、コネクタが緩い気がする。
RCAケーブルもインフラノイズのリベラメンテを使っているが、すぐに抜けそう。