この記事は、2021/11/25に発刊となったフリーペーパー「EvoL’v」に掲載されたインタビュー記事を元にしたものです。
2021年の終わりを迎えるにあたって、多くの方に読んでもらいたいという思いから、文章のみの形式となりますがここに掲載しました。
5周年を迎えた「薔薇の宮殿」が1年の時を経てCover Artistとして登場!!5周年おめでとうございます!
ロザリア:ご無沙汰しております。いきなりお祝いしていただけると照れますね。
まずは5年間続けられたこと、感謝を伝えさせてください。
ソロプロジェクトの場合、続けるも辞めるもそれは僕が決めること。
けれど、日々の荒波に揺さぶられながら、支えてくれたファンの皆やバンドメンバーがいなかったら、ここまで続けてくることは絶対に出来なかった。
トラブルや悲しいこともたくさんあったけれど、それと引き換えに得られた歓びの大きさは桁違いでした。
5周年記念主催公演もSOLD OUTと反響がありましたが公演を振り返ってみて…
ロザリア:素直に僕自身驚いたし、嬉しかったです!
前日、ツイキャスの生放送中にSOLD OUTが出て…思わず感涙で、目から塩水出ちゃいました。
この1年半、ライブ活動は厳しかった。正直、ポジティブな感情とネガティブな感情に日々揺さぶられ続けてきた。
けれど、5年間続けてきてよかったー!
何より、どんなときも続けて応援してくれたファンの皆への感謝は改めて計り知れないです。
今の薔薇Qはかなり強いと思うけれど、皆が誇りに思ってくれるようなもっともっといいライブ、これからも魅せ続けるからね!という決意を新たにしました。
新作となるMini Album「魔王外伝~in this era~」がリリースされましたね!前作の「魔王伝」より一年、今作はどのようなコンセプトなのでしょうか?
ロザリア:実は、前作の「魔王伝」という作品は、遺作のつもりで書きました。
登場する魔界の王子も死んで、僕の音楽もここで出し尽くして終わるんだー!と。
それなのに、魔界の王子は死ななかったし、まさかの続編が出ちゃった!
ただ、タイトルからも分かっていただける通り、今作は「魔王伝」の続きというよりは「魔王伝」のスピンオフ的な位置づけの作品です。
前作の「魔王伝」には強いストーリー性があったけれど、そのストーリー面もまたサウンド面も、この2作品はお互いを補完しあうような存在だと思います。
あとは実は「~in this era~」ってサブタイトルには、「魔界の王子が人間界へ贈る応援歌」なんて僕らしくない裏テーマも込めたりします。
相変わらず背徳的で屈折していて救いようのない歌詞ばかりけれど、この混迷の時代を僕だったらこう生きたい、みたいなメッセージがその中には隠れているんです。
収録曲について楽曲のこだわり、聞きどころについてご回答下さい。
ロザリア:まずはなんと言っても、今回もとことん生サウンドに拘ったという点でしょうね。
これに関しては正直、ここまでやるバンドも少ないんじゃないかなぁと思います。
収録曲は、音楽的にはあまりに三者三様なので、曲ごとに解説させてください。
・Vice
最新の薔薇メタルの王道を征く一曲に仕上がっていると!
サポートDr.一からの提供曲なんだけれど、彼との付き合いも3年目、本当にいい曲を贈ってくれました。
歌詞の内容も、悪も正義もない混沌とした世界でズタボロになったけれど、それでも立ち上がる…!そんな応援歌的な側面が強く出ています。
ライブでは一番盛り上がる一曲です!
・Aurora
これは、新しいチャレンジです。
メタルバンドなのに、ギターがパワーコードを弾かない。
また、メタルと同じくらい昭和歌謡が大好きな僕ならではの、ノスタルジーさえ感じるメロディー進行にも注目してほしいです。
極めつけは、曲調と歌詞のアンバランスともいえる絶妙なバランスを感じてもらえたら!いうならば、美しい氷の下は灼熱のマグマ。
・魔王-Zero-
これはもっと新しいチャレンジをしちゃっています。
アコースティックギター&ストリングスで3拍子の泣きバラードをやるという。
生サウンドであることに拘る自分たちだからこそできた結晶だと思っています。
是非聴いてもらいたい!
歌詞の内容は、もちろんタイトルの通りで、「魔王伝」のメインタイトル曲「魔王Ⅰ~Ⅱ」に続くものです。
薔薇メタルの王道とも言える「Vice」はFull MVとして公開開始されましたが映像作品としての魅力をお教え下さい。
ズタボロになりながら立ち上がる!そこは今回、分かりやすく表現したかったです。
また、一番の特徴としては、おそらくこの界隈では初と思われる縦画面向きMVというところでしょう。
もちろん単純に周りがやっていないことをやりたかったというのもあるけれど、縦画面でなければ表現できなかったアングルなんかも数多く練り込まれた作品になっているんですよ。
最近は携帯の画面も大きくなってきているようなので、縦に広げて全画面に高画質で観てもらいたいな。
僕は大きい携帯はあまり得意じゃないんですけど(汗)片手で使えるくらいかちょうどいいんです。
MV撮影時のエピソードがありましたらお教え下さい。
翌日は全身痣だらけでした。
薔薇QのMVは、結構体張る撮影が多いのですが、今回は中でも一番体を張った撮影で。
けれど仕上がったMVを観たら、ちゃんと痛そうな顔していて満足です。本当に痛かったですから!
『魔王外伝 ~in this era~』発売に伴い、インストアイベントも開催されましたが、どのような内容だったのでしょうか?
ロザリア:僕のお喋り好きが炸裂しちゃいましたね!笑
「薔薇Qトリビアクイズ」と銘打って優勝した方には賞品が…みたいな企画もやらせてもらったんですが、思わぬ珍回答が正解だったりで、きっと記憶に残していただけたかと思います。
ショップの方ともお話してたんですけれど、今後はライブ以外のこういう気軽に参加できる楽しいイベントもあるんだよってことを、もっと認知を拡げていきたいですよね。
リリースされてから好評となり配信版も12月1日よりリリース開始ですね!
ロザリア:そうなんです!これは、タイミング的にも是非、宣伝させていただきたかった!
前作「魔王伝」を配信でリリースした際、いわゆる顔の見えないリスナーさんが拡がってくれたんですよね。
ライブで顔の見えるリスナーさんが増やしづらい葛藤の中、このことは励みにもなりました。
それに今では僕自身も、自分の「魔王伝」をApple Musicで聴くことはあるけれど、これが確かに便利!
今回も無限の可能性のある全世界のリスナーさんに、是非聴いてみてもらいたいです。
それでもCDでのリリースを先にしたのは、やはり顔の見えるリスナーさんに一足先に届けたいってささやかながら拘りです。
‐後篇-に続く。

