「story-mode」のストーリー。

「story-mode」のストーリー。

1st album『story-mode』特設サイト
http://loveandthekrafts.com/storymode.html

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 全てモノには終わりがある。永遠に続くものは無い。それが自然の摂理だ。さて、この「story-mode」のストーリーも、今回で最終回だ。

$「story-mode」のストーリー。

 全てのパートを録り終えた後、ミックスという作業に入る。ドラム、ギター、ベース、キーボード、ボーカル。それらの音量、パンを決め、必要なら後からエフェクトをかけたりする。この作業次第で、楽曲の印象はガラリと変わる。

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 レコーディングをする、レコードを作る。その行程において、ミックスとは、もっとも繊細な作業だ。基本的には方便くんが、エンジニアに注文をするが、時にはメンバーも意見を出す。


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 見本の無いパズルを、手探りで組んでいく感覚に近いだろうか。アーティスティックな作業だ。答えは無い。


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 続いて、こちらは、新嘗祭ディスクのミックス。ラママのスタジオ。
 ライブテイクなので、大胆なことは出来ないが、楽曲の持つイメージを引き出せるバランスを探す。

$「story-mode」のストーリー。

 先述したように答えの無いパズルなので、時にはじっくり聴くことも重要だ。

$「story-mode」のストーリー。

 じっくり聴く。

$「story-mode」のストーリー。

 西調布のスタジオにて、マスタリングを残し、アルバムレコーディングの全行程が終わった時の記念の一枚。コーラで乾杯をした。
 この時の気持ちは、なかなか言い表すことが難しい。録音が終わった段階で、早く聴きたくてたまらなかったからだ。だから、終わった時は、「やっと聴ける!」という思いでいっぱいだった。達成感、開放感、どれも近くて遠い。
 もう一つ、こんなことを書くのはヤボかもしれないが、「次はもっと上手く作れるだろう」という予感があった。なにか言い表す言葉は無いものかな。

 とにかく、アルバムが出来た!


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 策を練る、思い描く、夢を見る。頭の中で色々と想像する。
 それはとても楽しい。まさに夢見心地だ。どんなことだって出来る。頭の中でなら。


 思い描いていたものが「カタチ」になる。それはとても嬉しいことだ。
 出来上がったものが目の前にある、その手に重みを感じられる。肉体的なフィードバックがあることに、喜びを感じる。

 もしかしたら、それは「装飾」なのかもしれない。
 「ヴァーチャル リアリティ」の「ヴァーチャル」とは「本質」のことだ。(仮想とうのは誤訳らしい)フィジカルな感触に固執するのは、この先、ナンセンスになるのかもしれない。
 「本質」の部分だけを取り出し、合理的に余分なものを削っていく。無駄無きスマートな未来。
 OH WE KID OURSELVES THERE'S FUTURE IN THE FUCKING,BUT THERE IS NO FUCKING FUTURE.

「それって、おもしろいの?」最もな疑問だ。もしかしたら、すごくつまらなくなるかもしれない。世の中を息苦しくする手伝いを、知らぬ間にしてしまうかもしれない。
 けれど、その中でも、面白くしていこうとは思う。削られてしまったものの先に、あるいは全然違う部分で、そういった余地があるかもしれい。

 色々なことを思い描く。行動する。結果は、伴った方が良い決まってるけれど、それはそれだ。きっと大丈夫。いつまでも思い描いていたい。

 craft(krafts) brings nothing home 策士策に溺れる。夢見心地。シャンペンスーパーノヴァ。



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 いよいよ迫ってきた、レコ発イベント。クラフツ発の企画ライブです。
 素晴らしい面々に集まって頂きました。
 予約特典もございます。まだまだ受け付けていますので、よろしくお願いします。
 詳細は下記の特設サイトをご覧ください。


 1st album『story-mode』特設サイト
 http://loveandthekrafts.com/storymode.html

 2013/2/2(土)渋谷La.mama
「vs-mode~格闘(たたかい)」
adv ¥2,000 / door ¥2,300
open 18:00 / start 18:30
出演 マーライオンと三人のジョニー・マーたち
町あかり/ストロボスコープ
OK?NO!!/Love and the Krafts


 それじゃ、また。


 バカンスへは、どこに行こうか? なんて言ってみる。

 僕は、家で本を読んでいるのが好きで、映画を見るのが好きで、とにかく家が好きだ。
 面倒くさがりだから、出不精だし、いつもと違う布団だとなかなか眠れない。
 写真になるような有名な景色も見たいとはあまり思わない。だって、その写真の通りの景色があるんでしょ? 既に多くの人が訪れた場所に、あまり興味が無い。

 けれど、散歩が好きだ。だから、知らない街を歩くのは、けっこう好きだ。

 知らない街で、本屋に立ち寄る。国内なら、品揃えはあまり変わらないけれど、
 お店毎に陳列方法も違うから、わりと楽しい。
 面倒くさがりだから、すぐ帰りたくなるけれど、始めに降り立った側とは違う、駅の反対側も結局気になる。
 写真は、あまり撮る方じゃないけれど、面白いものを見つけたら、撮ってみる。
 けして少なくない人達が行き交う。彼らの生活を、一瞬だけ、想像する。

 そして、家に帰る。歩き疲れて、やっぱり家が一番だな、と月並みなことを思う。

 んー、バカンスにはまだまだ遠い。


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「アルバムを締めるための曲が必要だ」みたいなことを、方便くんが言った。「だって、ローリンローリンお正月じゃ、アルバム終われないよ」
 僕は、それもそうか、と思った。「どんな曲を構想してるの?」僕はきいた。
「三拍子で、アコースティックな感じで……」彼は言う。アルバムの最後をアコースティックな曲で締める。UKバカだった僕はオアシスのファーストを思い出す。マリードウィズチルドレン。
「良いね」と僕は言った。

  人魚姫を見ました 月の葬列を見ました 足鳴らせ 手を叩け ポルカルカ

 タイトルは、『バカンスへと』 市川春子の漫画『25時のバカンス』から、取られたそうだ。歌詞の中にも、その作品のワードが散りばめられている。僕も好きな漫画だ。この曲のベーシックが録られた日は、友人の結婚式のため帰郷していて、僕は立ち会えなかった。次の日にレコーディングに戻って、初めて聴いた。良い曲だな、と思った。

 探し物はどこへやら 旅の衣は鈴懸の 大好きよ 言えないわ 王子様

 その日のレコーディングから帰り、自宅に着く。ツイッターを見ると、谷口くんが呟いていた。一字一句正確ではないけれど、この曲を聴いて、初めて『作家性』というものが、なんとなく分かったような気がすると。僕は、それを見て、良いな、と思った。

 海の底には陽も差さないだろう 珈琲色の苦い贅沢 長いお別れ

 この曲には、僕と谷口くんは参加していない。クラフツ初期メンの三人でレコーディングされた。
 僕が初めてLove and the Kraftsを見た時も三人だった。それも渋谷のラママの昼間のライブ。その時は確か、ニール・ヤングのカバーをしていた。シナモンガール。

 貝殻を拾いましょう それは卒倒しそうなロマンス 寝ぼけました 添えましょう アルファルファ

  $「story-mode」のストーリー。
 ギター、グロッケン、鍵盤ハーモニカ、そしてマンドリン。 

 潮騒を聴きました 泣き笑え 僕らは ミルキーウェイ 寂しいですか 25時 会いましょう

 三人のクラフツを初めて見たラママで、自分も含めてレコ発をやるなんて、その時は思いもしなかった。
「なぜみんな、Love and the Kraftsに参加しないのか」こんなことを言ったけれど、みんなクラフツに参加してくれた。アルバムのゲストも、新嘗祭も、イラストもデザインも、ミックスもマスタリングも。
 
 沖の果てまで誰しもが泳ぐだろう 恋人じゃないふたりの 淡い憧れ

 そして、僕らのイベントに、とても素敵な人達が出演してくれる。素敵じゃないか。ありがとう。
 ずっとずっと予感がしている。きっときっと楽しい瞬間が訪れる。楽しみだ。

 人魚姫を見ました 月の葬列を見ました 足鳴らせ 手を叩け ポルカルカ
 「バカンスへと」


 1st album『story-mode』特設サイト
 http://loveandthekrafts.com/storymode.html

 2013/2/2(土)渋谷La.mama
「vs-mode~格闘(たたかい)」
adv ¥2,000 / door ¥2,300
open 18:00 / start 18:30
出演 マーライオンと三人のジョニー・マーたち
町あかり/ストロボスコープ
OK?NO!!/Love and the Krafts




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『最後の曲ですね』
「そう。これでアルバムが終わるよ」
『素敵な曲ですね』
「うん。僕もそう思う」
『表紙の絵……』
「え?」
『表紙の絵と、この曲のイメージ、よく合ってますね』
「そうだね」
『どうでしたか?』
「何が?」
『うーん、今回のレコーディングとか、もろもろ含めて』
「色々あったけれど、言葉にするのはちょっとまだ難しいかな」
『でも、言葉にしないと、誰にも伝わりませんよ。テレパシーなんてないんですから』
「うん。でも、まだ還元出来ないんだ。色々多すぎて」
『大杉蓮?』
「いや、ハハハ」
『ダメですか?』
「いや、君がダジャレを言うなんてね。しかも僕が昔言ったやつ。まぁ、でも折に触れて、少しずつ」
『そうですか』
「取り敢えず、この会話劇も今日で最後だよ、ひろふみくん」
『それじゃ、また』
「それじゃ」



「うぃー。第十話です」
『お正月の歌ですね』
「うん。正確には、大晦日から、かな」
『詩人さんは初詣行きました?』
「うん。浅草寺いったよー」
『なにをお祈りしたんですか?』
「うーん、まぁ、いろいろ」
『バンドのこととかじゃないですか? 売れますようにって』
「どうだろうね(笑) でも、そんなの祈ってもしょうがないじゃない」
『そうですか?』
「そうだよ。祈ってる暇があったら、練習するよ」
『そういうもんですか?』
「そういうもんだよ。でも、なんだろう? 思い描くのって大切だと思うよ」
『というと?』
「思ってもみないことは起きないし、思い描いてないようなものは出来上がらないよ。想像の上を行くことはあっても、想像すらしていない様なものは出来ないよ。スタートすらしてないんだからね」
『そっか。じゃあ、でも祈るのと似ているかもしれないですね』
「まぁ、そうかもね。だから、神様を信じていなくても、初詣に行くのは良いことかもね」
『まさに、一年の計は元旦にあり、ですね』
「うん。その一年の自分を思い描いて、そうなれるようにお祈りするのも、悪くないかもね」


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でん! 新嘗祭です。この曲のレコーディング風景の写真があまり無かったので、新嘗祭を振り返ります。

$「story-mode」のストーリー。

ラママスタッフが描いてくれたイーゼルです。

$「story-mode」のストーリー。

初のワンマンでしたからね。感慨深いものがあります。「story-mode」には新嘗祭のライブ盤も同梱されています。

$「story-mode」のストーリー。

アルバム先行シングル、ということでこの日に発売しました。
方便くんは、「年を越す前に、この曲をカタチに出来て良かった」と言っていました。この曲は、2011年バージョンから始まり、夏休みバージョンを経て、今回アルバムに収録されたバージョンになりました。歌詞の中に散りばめられたワードに、僕個人としても共感する部分も多く、クラフツの代表曲だと言える作品です。

そして、今回、このアルバムをカタチに出来てとても嬉しいです。メンバーそれぞれが、それぞれに似たようなことを思っていることでしょう。

音楽の「カタチ」とは何でしょうか?
出来上がった「モノ」でしょか?
プレイボタンを押した時から流れる曲、時間がそうでしょうか?
それとも、世の中に向けて、発信した「名前」がそうでしょうか?

きっと、そのどれでもあり、どれでもないのかもしれません。
このブログを読んでくれているあなたが、「story-mode」をどのような「カタチ」で受け取ってくれるかは分かりませんが、僕たちが作った「カタチ」ある何かを、受け取って、なるべく長い時間、持って頂けることを、祈ります。

今日、僕は現物を受け取りました。「あまり感動している風には見えない」と言われましたがw、そんなことはありません。
なので、オススメはやっぱりCDです。手にもって、シュリンクを破ってみてください。歌詞カードを眺めてみてください。イラストを眺めてみてください。
手に取った「カタチ」を通じて、僕たちの音楽の「カタチ」を確かめてみてください。

照れくさいこと言ってしまった……w


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 僕には弟がいるのだけれど、弟のおもちゃは俺のモノ、みたいなのがあって。ゲームとかはよく奪って自分でも遊んでいた。ジャイアンジャイアンな感じ。で、僕は微妙に世代では無いのだけれど、ポケモンを弟がやっていて、あんまり興味なかったけれど、ドラクエマスターとしては流行ってるRPGはチェックせな! ということで、ポケモン青をやっていた。なんか雑誌の応募者サービスみたいので当たるやつだったかな。

 伝説の氷の鳥?みたいなポケモンの冷凍ビームで凍らせると、ハイパーボール二、三個で大体のポケモンがゲット出来るからパターンにハメてクリアした。まぁまぁ、面白かったけれど、続編はやらなかった。ちなみに僕はドラクエは6派だし、FFは8派です。FF8をバカにしてる奴は、バカ。

 で、ポケモンの話だけど、その中にサイキック系?のモンスターで「ユンゲラー」とかいうやつがいて、クリアしてからしばらく経って、元ネタが「ユリ・ゲラー」だったと気付いた。ダジャレかよ。

 ユリ・ゲラー。言わずと知れた超能力者。得意技はスプーン曲げ。そういえばあのポケモンもスプーン持ってたな。持ってったっけ?
 僕は昔からSFとか好きで、「Xファイル」とか毎週ビデオに録画するくらい好きで、好きな富樫は「レベルE」だし、最近も伊藤計劃の「虐殺器官」読んで超アガったし、長門が読んでた「膚の下」も単行本で買ったりと、まぁまぁなSF好きなんですけど。
 当然、超能力とか子供の頃は信じていた。僕はロフトのある部屋に住んでるんだけど、うっかり携帯とかを下に置いたまま上っちゃった時とかメンドクサクて、ロフトの上から「んんんふっ!」とか言って五秒くらい手をかざしたりする。もちろん念動力(サイコキネシス)を発動させるために。いや、冗談だけど。

 もちろん今では、そんなものは一ミリも信じていない。それは、なんて言うか熱力学とか特殊相対性理論とか質量保存の法則とかマーフィーの法則とか、そういうのを聞きかじったからとかもあるんだけど、単純に冷めたのだ。

 だって、スプーンなんて、両手で持てば曲げられるんだから。

 何も眉間に皺を作って「んんふっ!!」とか念じたりしなくても、腕力で曲がる。中学生くらいの時に、それに気付いて冷めてしまった。テレパシーなんか無くたって電話があるし、千里眼なんかなくても双眼鏡とかあるし。つまり、何を持ってして「超能力」なのか。手で簡単に曲げられるスプーンを、(端から見て)あんな苦労をして、長い時間をかけて曲げたからって、何だというのだろう? っていうかインチキじゃん。

 超能力ってさ、そういうのじゃないじゃん? っていうか、スプーンなんてつまらないもの動かしてたって仕方が無い。そうじゃないんだよ、念動力(サイコキネシス)ってのはさ。

 例えばさ、なんでも良いんだけど、僕はね、「映画 けいおん!」を初めて劇場で見て(四回見た)、屋上でわーって言って、「翼をください」の話をして、それがテレビ版第一話に繋がってて、それで天使にふれたよ!ってところで泣きそうになったのを通り越して一週間くらい凹んだし、バンドマンらしく音楽の話をすれば、例を挙げればキリが無いけれど、ヴァンパイアウィークエンドの「コントラ」のストリングス入って来るところか未だに聞いて泣きそうになるし、重力ピエロの「自分で考えろ!」のくだりとか、マイガールのマコーレカルキンの葬式のシーンとか、その他まぁ色々と本当に大変立派な受け手ですよ僕は、ってくらい感動してて。

 これって、超能力じゃん、って思うわけで。だって、動かしてるのは、スプーンじゃなくて、心だもんね。
 充分超能力じゃん。いいじゃん。インチキかもしれないけれど、というかインチキもあるけど、でも良いじゃん。それで。おわり。


 今年も何かと世知辛く 冷たい風吹くこの頃だけど
 奇跡も魔法もあると聞いたぜ 照れくさいこと言うよね
 「ローリンローリンお正月」




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 http://loveandthekrafts.com/storymode.html

 2013/2/2(土)渋谷La.mama
「vs-mode~格闘(たたかい)」
adv ¥2,000 / door ¥2,300
open 18:00 / start 18:30
出演 マーライオンと三人のジョニー・マーたち
町あかり/ストロボスコープ
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