当地では、今年は蛍の当たり年のようです。珍しく台風も大雨もなく増水で幼虫が流されることがなかったからかもしれません。妻に誘われて、近くの川を覗いてみると、あちらこちらに舞っていました。柔らかな残照を残しながら、ふわっと闇に消え入るように舞っていました


庭のレモンはいつもの香りを運び、芝生を刈っていると、てんとう虫を見つけました。油断のならないアシナガバチはお決まりの場所に巣を作ろうとうろついています。


そんな毎年のルーティンに心揺さぶられます。新しい幸せを発見することには身構えています。新たな発見や感動は死に逝く者には、あまりに残酷だからです。

ところが、油断をしていました。どうでもいいような日常の幸せに本能的に浸ってしまいました。


心構えは出来ていると強がってみても、本当はもっともっともっと生きていたいのかもしれません。どうでもいいような日常の幸せを噛みしめ続けたいのかもしれません。


無念さと対峙することになろうとも、素直になってみようと思います。

こんな突き抜けるような空の青の朝は。