市ヶ谷物語 -18ページ目

新規事業に取り組む上で重要視していること

2012年も3月に入りましたが、
やっと準備してきた新規事業の準備が佳境に入ってきました。

よく誤解されますが、僕の担務は「広告・ソリューション事業」なので、
あくまでも、BtoBのマーケティング支援です。
(ソーシャルアプリ制作はやってないですw)

ちなみに大きく分けると僕の担務(ミッション)は以下のことに大別されます。

1.既存メディア仕入れ(いわゆるメディア担当です)
2.新規メディア商品企画(ゼロからメディア立ち上げを支援したりします)
3.クリエイティブ(バナーからサイトまで)
4.SEM(コンサル部隊がいます)
5.プロダクト戦略の立案(どういう商品を作り、売るか、どう強みを作るか、考えてます)
6.上記に関わるM&A

新規事業は主に、2か5か6に関わることが多いですね。
新規事業に取りかかるうえで、3つの最重要項目と、1つの視点でチェックしています。

1 デカい市場獲れるか?
→小さい市場穫ってもしょうがないですね。限りある資源を使って勝負するのですから、1億よりも100億、100億よりも1兆。

2 オプトのアセット生かしているか?
→魅力的な市場には競合が集まります。そこで勝つためには、効果的にオプトが持っているものをフル稼働させないといけないです。
また、これはパートナー会社がいる場合、相手がオプトを選ぶ理由にもなります。

3 オーナーが情熱を持っているか?
→結局のところこれにつきるのですが、壁にはどんな魅力的なプランであれぶつかるわけで、突破するためには、目から血が出るほどの情熱がマストです。

☆ 見逃している市場はないか?
→極論してしまえば、BtoBのマーケティング支援すべてがミッションなので、
見逃していい(競合にやられてもいい)市場はありません。
市場が魅力的じゃないからやらない、ニーズがないからやらない、というのは、いいのですが、
オーナーがいないからやらない、アセットを生かすプランがないからやらない、
というのはダメです。

この4つです。
3つは同時に満たしていないとダメで、最後の一つは俯瞰して、です。

当たり前と言えば当たり前なんですが、
今準備しているものは、すべてこの基準を満たしています。

僕がオーナーになってはじめているものも、
現場からあがってきたものも、
僕がオーナーではじめて、メンバーにオーナーを任せたものも、
いろんなパターンがあります。

でもこれが結構難しい。。
難しい理由は簡単でこの3つの基準を同時に満たせないってことです。

僕がオーナーになっている=任せられていない、
ということですから、裏を返せばオーナーがいないってことにもなります。

現場からあがってきたものは市場が魅力的じゃなかったり、
オプトのアセットを生かしていないものだったりです。
3つを同時に満たすのは本当に難しい。


たまたま、1月の記事ですが、
サイバーエージェントの藤田社長が書いていた、
プレジデントのコラムで深くうなずいてしまいました。
http://president.jp/articles/-/5483

私がアイデアを評価するときの基準にしているのは、プレゼンテーションをする社員の目つきと姿勢である。
自分のアイデアを本気でいいと思っている社員は、まず、目つきが違う。




普段からぼんやりとそう思ってはいましたが、
特にそれ以降、取り組むにあたって、このポイントを改めて重要視するようにしています。

また、オプトには「情熱オーナー」という明文化されていない制度があります。
(明文化されていないものを制度というのは変ですがw)

新しいことを決め、始めるときに、

「じゃあ、このオーナーは○○ね」
「オーナー僕やります!」

など、決まり方は様々ですが、小さいことでも大きなことでも、必ずオーナーを決めます。
このオーナーが情熱を持ってやらないことはだいたい失敗するか、立ち消えになります。

今取り組んでいる事業にはもちろん、すべて情熱オーナーがいます。
彼らの目つきを見て、GOかSTOPか決めています。
極論、このオーナーの目つきですべて決めているかもしれません。


今取り組んでいる新規事業はやっとこさ、この条件を満たすものに仕上げてきたものです。

情熱オーナーの新規事業、
順次市場に投入していきますので、お楽しみに~