出産

22日、pm21：56
3360gの女の子を出産しました


誰かの参考になればと思い、長くなりますが私の出産体験を書こうと思います。


21日の23時頃、便意を感じてトイレへ行ったところ、


汚くてすみませんが激固なせいで、きばると激痛でなかなか出ず、出産の練習や！と思って出しました。そして裂けました（笑）


すると、その瞬間からズーンとお腹が痛くなり、夜も定期的に襲ってくる痛みで眠れませんでした


陣痛でした。
あんなに運動しても赤ちゃん出て来なかったのに…便で引っかかっとっただけかいw


間隔が5,6分になっても裂けた肛門(以後、お菊さん)の方が痛くて陣痛は余裕で我慢出来る程度だったので、


微弱陣痛でどうせ病院行っても帰されるよ！と言って旦那さんは仕事へ、私は川へ洗濯に…ではなく、ボラギノールを買いにフラフラと薬局へ。
塗りながらビックリお菊さん、腫れ上がっていぼ痔になってました


昼前にやっぱり心配になった旦那さんが病院に連れて行く！と早退して帰って来て、休みだった母と病院へ行きました。



NSTをつけて計測。
「陣痛がまだ弱く、キレイな富士山の波形をしてないから帰そうかと思ったけど内診で子宮口が5,6cm開いてるから入院でーす」
と、pm13：30に入院。


pm14：30頃。気合いを入れようと、ホカ弁のステーキが乗ったデラックス弁当を買ってきてもらうも、すでに1,2分間隔の陣痛の度に吐きそうになり食べれず…。


pm15：00。おやつが運ばれてきました。チーズケーキでしたこれは完食
恐るべし…私のスイーツへの執着心…旦那さん、引いてました（笑）



pm16：30。まだ耐えれると思ってたけど旦那さんまた心配して看護師さんを呼ぶ。
なんと子宮口9cm
よっしゃーもうすぐで全開やんもうすぐ生まれると期待し、破水するのをひたすら待つ。痛くない時は「むやみに看護師さんを呼ぶモンじゃぁ～ないよ！」「わたし、呼吸法上手くないw？自分で自分を褒めてあげたいw」などと旦那さんとしゃべる余裕もありました。



この時の陣痛も1,2分間隔で、痛みはフー、フー、と長く吐くことに集中することと、テニスボールを肛門の下に敷き、あぐらをかいて壁などにもたれかかることで我慢出来ました。この体勢は重力で赤ちゃんが下りてきやすく、歩き回るという方法より当然楽なので私には合っていました。しかし痛くない時はボールでお菊さんが圧迫されてツラかった（笑）



pm19：00頃。眠い→陣痛…の繰り返しで体力も消耗してきて、ナースコールしようか？と、しょっちゅう呼びたがる旦那さんの問いかけに、少しいきみたくなってたので初めて、うん…と答えました。


痛くない時を見計らい、陣痛室へ。
バランスボールにもたれかかる感じでテニスボールを肛門の下に敷いて下さ～いと言われ、NSTをつけました。


ここからは本当にしんどかった
バランスボールのサイズが私には小さくて合わず、痛い時にゴロゴロ動くから痛みを発散出来ないし、体勢を整えようと動くと痛くない時まで陣痛が来てしまい、いきみ逃しが上手く出来ず、大変でした



この時の痛みが一番ツライです。
痛みを説明すると、1分半置きにだんだんお腹が張ってきます。子宮口と肛門がこれでもか！とバックリ開く感じの痛みがします。そこにズドーーーンと岩が落ちてくるような痛みで呼吸も長く吐きたいのに「フーーーウゥゥッ」と勝手にいきんでしまうくらい全身が硬直。それでもまだ破水してない為いきめないので、激痛のなか必死で呼吸法のことだけに集中するのが大変でした。


pm20：30。変わらず子宮口は9cmだったけどやっと破水してもらえることに。破水させると赤ちゃんが下りてきやすくなる場合と、子宮口が7,8cmに戻るかもしれないとのことでした。推定体重が大きいから下がりにくいそうで私は8cmに戻ってしまいました。


破水させてから右側を下に横になり、右足を伸ばして左足を曲げてクッションを挟み、背中を丸める体勢に。いきみ逃しのテニスボールも無くて1分ほど続く痛みの半分はいきんでしまい、最後の方だけ赤ちゃんに酸素を送らなきゃと必死で呼吸を整える感じでした。


痛みが来る度にお腹をさすり、頭の骨をずらしながら狭く真っ暗な産道を勇気を出して出てこようとする赤ちゃんに、大丈夫！出ておいで～と心の中で祈り続けました。激痛だけど余裕が出てきて麻痺している状態。きっと痛みを麻痺させるホルモンが出てるんだと思いました。


もう体が反応するまま身を任せようと思っていきんでみると、大きなモノが肛門に向かって下りてくる感じがして、子宮口辺りがカァーッと熱くなる感覚がしました。赤ちゃんの頭が出てくるなと分かりました。


pm21：00過ぎて看護師さんがきて排臨してると他の看護師さんに言ってました。頭が見えてきている状態です。やっと分娩室に行くことが出来ます！


ベビーラッシュだったので前の方の片付けと私の分娩準備をしてpm21：30過ぎに分娩室に入り必死で分娩台に上がって足を開くと、看護師さんが発露！と言ってて、頭が出てきている状態でした。着替えた旦那さんと、会陰切開するために先生が登場。


陣痛が来てる時にいきむモンだと思っていきんだら、「もういきんじゃダメ～リラックスして～吐いて～」と言われ、勝手に縮まりいきむ体をリラックスさせるのが大変でした。


旦那さんも一緒に「フー、フー、」と言ってくれて、2回目の陣痛あたりで麻酔&切開をし、3回目の陣痛で取り上げてもらい、無事に出産に至りました


妊娠中、出産について色々調べたり、どれだけ痛いかを妄想してたので、初産だけどスムーズにお産まで進み、痛みも想像してたより痛くありませんでした
かと言って、今のところ第2子が欲しいとは思いませんが…（笑）


陣痛は休みがあるので、その時にいかにリラックスして体力温存するかポイントだと思いました。おかげで筋肉痛にもならず、リラックスすることで痛みも軽減したのだと思います。


今は陣痛より会陰切開の痛みより腰痛より、ずっと飛び出て休みなく痛いお菊さんが痛くてたまりません（笑）
あと、悪露を出す時にお腹を押されるのや導尿もツライです。




ずっと腰や背中の的確な位置をさすってくれた看護師さん。
それをジッと見て看護師さんが居ない間、見よう見まねで代わりにさすったりお茶を用意してくれたり陣痛の度に「痛いね…」と励ましてくれて、ずっとそばに居てくれた旦那さん。
神経がピリピリしてて、痛いのに喋りかけてきたりして、いきみ逃しに集中出来なくてイライラして出て行って！と八つ当たりして甘えて…それでも待合室でずっと待ってくれて、最後の陣痛室では、応援したかっただろうに私のワガママを聞いてくれて黙って見守ってくれた母。


うんともすんとも言わず弱音も吐かずによく頑張ったね！とか、我慢強いんだね！とか、初産なのに静かなお産でスゴイよ！などと先生方から褒めちぎられました。
確かに、絶対弱音を吐かず、叫んだりせず、気合いで耐えて産んでみせる！と決めてたので本気で頑張りました。
でも絶対に私ひとりじゃ褒められるような出産は出来なかったと思います。先生方、家族に感謝でいっぱいです


そして…

私を選んでくれて、私をママにしてくれてありがとう




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