どんな酒だって
どんな酒だって 君ほど僕を酔わせたりしない
どんな酒だって 君ほど手の届かないものじゃない
どんな酒だって 君ほど僕を泣かせたりしない
どんな酒だって 僕を救えない
僕を救えるのは 君だけだから
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その姿を見てさ、先輩も直ぐに状況を察したらしいんだわ。
「あ、これはヤらせてくれようとしてるんだな」
ってよ。
でもさ、先輩、風俗で童貞を捨てるつもりはなかったし、何よりその時は“本番なし20分10,000円”で店に入ってっからさ、
「あ、いやいや、違いますよ。『本番なし20分』で安くしてもらってますので、フェ○チオで大丈夫ですよ」
って断ったっつってさ。
いやいや、俺だったら直ぐにヤっちまうけどな。「あいよ~」っつって。
でもよ、断ったんだけど、そこで終わらなくてさ、
「え?そうなんですか?ちょっと確認してみますね」
って、女が内線で店の人に確認しだしたんだって。
そしたらよ、
「“本番あり”で大丈夫みたいですよ。どうしますか?」
って、またさらに予想外の返答が来ちまったんだわ。
それで、先輩も悩んだんだわ。
「風俗で童貞捨ててもいいのか?」って。
「一生に一度の経験がここでいいのか?」って。
でも、ギリギリまで舐めてたから、悩んでる時間もねえんだよ。
だから、スゲー頭をフル回転させたらしくてさ。
なんか、
「死ぬ直前にこれまでの人生が走馬灯のようによみがえるって言うけど、たぶんその時と同じくらいフル回転させたよ」
だって。
俺、そん時思わず言っちまったよ。
「先輩!先輩に申し訳ないんですけど、馬鹿なんですか?」っつって(笑)。
そんで、どんな決断をしたかって言うとさ、
「それじゃあ、お願いします!」
って、ついにそこで童貞を捨てる決意を固めたんだわ。
理由は、
「ここで捨てておけば風俗の幅が広がるから」
とか、
「好みだったし、いい人たったから」
とか色々あったらしいんだけど、最大の決め手は、
「せっかく10,000円払ってるんだから、その分のサービスを受けないともったいないなって思ったから」
だったらしい。
今まで大事にとっていて、さんざん悩んだくせに、結局決断する決め手は、「もったいない」。
まあ、人間なんてそんなもんだよな(笑)。