私たちは
東北に何度か足を運んできました。
前回の語り部さんの話を聞き、
本当のことを知ることの意味を・・・。
今回は
石巻に住んでいらっしゃる、語り部のあさのさんにお世話になりました

震災当時の状況を、震災前の写真を見ながら話して下さいました。
地震発生から40分過ぎた頃に水が来た。15㎝から20㎝くらいだったらしい。
そこで一旦、水がひいたと思ったら、
また 押し寄せてきた。
川から溢れた水が入って来た。
と・・・。
それを聞いて、
私だったら、
その状況に冷静な判断はできないと思った。
想像するだけでも怖いのに・・・。
「人生の中で一番長い日だった」
と、あさのさんがポツリと話された。
続けて
あの日は珍しく雪が降っていた。寝た記憶もない。
朝は来るのか、、、
とにかく明日の朝まで頑張ろうって励ましあったと・・・。
あさのさんの目は、遠くを見つめるように、そして私たちに伝える強い想いも感じました。
起きたことから
目を背けるな
そう 自分に問いかけた。と。
何千人もの方が亡くなり、、、
今なお
行方不明の方も
東北にくると
入り乱れる感情、、、
東北
この地から
目を背けないこと
そう思いました。
最後に、あさのさんは、
一番怖いのは・・・
と、語り始めました。
ぐっと聞き入る私たち。
「一番怖いのは、忘れられるってこと。
5年たったから、7年たったから、復興してるでしょって思われる。」と。
忘れないように、記憶に記録に語りつがれる。
3.11 あの日を忘れない。