あの頃…。


笑顔の似合わない人で。

理屈っぽくて。


素直なんだか、疑い深いのか分からない目をしていて。


自分の考えは絶対的な亭主関白な思考で。


ある程度の事は、お金で解決出来るって擦れた考えを持っていて。


地位や権力の使い方を知っていて。


暴力がもたらす悲劇を知りながらも、頼るしかなくて。


自分の立場を守らなきゃならない環境に生まれて。


とてつもなく愛に飢えていて。


本当の暖かさを知りながらも、違う温もりを求めていて。


ひたすらに、何かと戦いながらしか生きられない。


そんな人が居ました。


ただ、それだけ…。
私は大切にしてます。


義理も人情も。

仁侠映画は観ないけど、大切にしてます。


家族や友人も大切にしてます。

私が大切にしているものを、打ち壊されるのは許せない。




人も心意気も…。


自分が守りたいものを打ち壊される位ならば、その相手をぶち壊してしまいたい!


礼を尽くせない人。

順序を分からない人。

感謝が出来ない人。

表現が出来ない人。

配慮が出来ない人。



私には関係無い人種であってほしい…。


私は、何が何でも守ります。自分が大切にしているものを!
沢山の事を知りたくて、早く大人になりたくて…


家族なんて要らないって、本気で思って…

この世の中で一番可愛いのは自分。
この世の中で一番じゃなくちゃ嫌で。


何もかもが敵に思えて、動物や子供や年寄りは、弱者的に捉えられるから其処にいるだけで嫌気がさす。


自分が一番になれないから。



そんな時代もあった。


だから、もっと知りたくて…。裏の裏は本当に表なのか!?

沢山の疑問を解消したくて。



誰よりも早い速度で歩きたい!

そんな気持ちで生きていたりした。


だから、要らん経験も沢山してきて、必要以上に貫禄と自我を手に入れているらしい。


だけど、ゆっくり歩んだら見れたはずの景色を見ないで生きてきた。

もっと、目線が低いうちに見上げたかった景色。

もっと近付いて、ゆっくり見ていたかった景色。



沢山の景色を見てきたけど、それらの景色は今となったら…。



今からでも見たいな。低い目線から見上げた景色。


意識しなきゃ見れないけど、走り抜けてしまったから見れなかったあの景色を…。