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| 『セックス・アンド・ザ・シティ2』と『アイアンマン2』、女と男、どっちがぶっ飛び? |
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わこちん(以下わこ) 誠の読者の皆さんはバブルがはじけた後で苦労した世代の方が多いみたいですけども、バブル世代にはやっぱりイラっとしたりするんですかねー?
佐々爺(以下佐々) お前ずっぽりバブル世代じゃね?
わこ うーん、確かにバブル世代と呼ばれる歳だけど、バブルで踊らなかった世代だから一番ダメな部類だね(自分でいって凹む)。でも、バブルで一番恩恵受けてるのってバブルのころすでに第一線で働いてた世代だと思うけど? あんたみたいなさー。
佐々 あー、ははは……。あのころは良かったよ。仕事が掃いて捨てるほど来て、いい値でオッケーだったしな~(遠い目)。あれがズーッと続くような気がしちゃってたんだよな。
わこ あ、いまイラっとした。ふむ、これが世代間格差というものか。
佐々 お前は世代間格差でむかついていい歳じゃないだろ。誠の読者の皆さんはむかついてもいいと思うけども。それに、わしらのバブル体験なんて『セックス・アンド・ザ・シティ2』の姐さんたちに比べたら、ハナクソほどでもないぞ。
●その服でデートに来られたら、どうしたらいいか分からん
わこ バブル世代の女子に人気のあれと比べるか。あの姐さんたちと比べたらどんなバブリーな奴でも「参りました」っていうよ。
佐々 一応バブル世代のお前としてはどうなの? アラフォーどころかアラフィフの、キャリアもあって私生活も順調なバブル女4人組のリッチなニューヨークライフ。エロあり本音炸裂のどたばたコメディ、以上! って感じの映画だった。エッチなシーンはスポーツみたいでエロさ皆無だし、わし的にはノーブラベビーシッターの揺れる巨乳しか見所なかったよ。
わこ テレビシリーズはそれなりに面白く見た派なんだけど、映画ではサマンサ以外は皆パートナーがいるから共感ポイントが減っちゃったかな。少々厳しいこともいい合える4人の、女子高の延長みたいな友情はちょっとステキ。それにしても、ザ・ムービーは衣装の奇天烈さに磨きがかかりすぎてて、半笑い? みたいな。サマンサ姐さんが相変わらず自分の欲望に忠実でイイけど。
佐々 その服でデートに来られたら、どうしたらいいか分からんっていう衣装ばっかだったな。どうなの? ああいう服、着てみたいの、やっぱり。
わこ 着てみたいか? と問われればちょっと着てみたいかもしれないけど、それはあくまでコスプレの範囲内で、あれを着て街を歩きたくはないな。これは個人的な意見かもしれないけど、良い服を着こなすのって結構体力いるんだよ。服に合わせて化粧とかアクセサリーとか靴とかも選ばないといけないし、緊張もするからさ。だから40代後半であれだけ服にエネルギー使えるのってある意味、感心しちゃう。姐さん、お疲れさまです! って感じで。
佐々 そうだよなー。だからキャリーと結婚したビッグが「どこにも出かけないで家でのんびりしたい」っていうの、まっとうな希望だと思うよなあ。「なんでキャリーはそんなに着飾って外出したがるん? 結婚したんだし、素敵な家具に囲まれた部屋でいちゃいちゃしてればそれで幸せだろ? いつまでも20歳の小娘みたいにきゃぴきゃぴしてんじゃねーよ」とイラっとした。
わこ そこは私もイラっとした。自立した女性がどうこういうわりに古風な女だよね、キャリーは。
佐々 無意識にパートナーを拘束したがる考え方は古風なのに、日常生活はぶっ飛びたがってて、何つーか、彼女と結婚したビッグは大物だと思う。
わこ でも、本当にぶっ飛んでるのはサマンサだけなんだよね、このシリーズ。決まったパートナーを持たずに目に付いたいい男と後腐れないセックスライフ。経済的に自立してて精神的にも男に頼らず、肉体だけは男に頼ってるけど、それも必要なときに「狩り」をして済ませるっていう……。究極の自立した女だと思うよ。目が合っただけで水島ヒロ級の男でも寝室に連れ込めちゃう女傑。そこに痺れる憧れるぅ(笑)
佐々 日本じゃああはできまいよ、男のほうが引く。
わこ アブダビの男たちは怒ってましたよね。アラブの町でコンドームぶちまけるシーン、あれ、日本人がやってたら、たとえフィクションでもけしからん! って思うんだろうけど、米国人だと「米国人じゃしょうがない、しかもサマンサじゃ許すしかない」と納得しちゃって笑える。
佐々 日本男子としてはサマンサは遠巻きに見るのは楽しいけど、お相手するのはちょっとカンベンしてもらいたいタイプかな。
わこ でも、アッチのほう凄いと思うよ? サマンサ。
●世代間格差どころかスペック格差がインフレ起こしそう
佐々 たとえアッチが凄くても、わしは『アイアンマン2』のスカーレット・ヨハンソンのほうがいいもん。
わこ おお、現代のセックスシンボル、スカヨハ。それもまた「しょうがない」な(笑)
佐々 だろ? で、スカヨハはトニー・スタークみたいなセレブの秘書がよく似合うんだ。
わこ 「私がアイアンマンだ」のトニー・スタークね。あの人もバブル世代?
佐々 いや、トニーはもともと社長の子息なんだから、単にセレブだろ。私生活はバブルな雰囲気だけども。
わこ 誕生日パーティーで酔っ払ってるとこなんかは、ちょっと新橋のオヤジっぽかったりもして、その辺ちょっとかわいくていい。トニーはなんだかんだ周りの人間に世話焼かれるタイプだよね。根っこが坊ちゃん(笑)
佐々 その軍需産業の会社の社長が、みずから作ったハイテクスーツを着てアイアンマンに変身するわけだ。ヒーローとして希少価値なくらい地位が高いうえに高齢。中年男がわが身に鞭打って戦うわけだよ。
わこ しかも物理学の研究者としても半端ない知能の持ち主で、金持ちでヒーローってどんだけスペック高いのよ。世代間格差どころかスペック格差がインフレ起こしそう。
佐々 いやだけどさ、そのアイアンマンスーツがトニーの寿命を縮めてて、ヒーロー続けるために命削ってるんだから許してやろうよ。で~も、そのスーツの問題点も物理の知識で解決しちゃうんですけどね。
わこ かわいげがあって憎まれないところもまた、嫌味なほどヒーローだな。
佐々 そこはアメコミ、ちゃんと敵キャラがいるから安心して。
わこ ミッキー・ローク演じる緊縛風コスチューム&ハイテク鞭のウィップラッシュね。特殊性癖の人みたいに見えるけど、実はロシアの物理学者でスターク家に因縁があるっていう。
佐々 で、スタークのライバル会社の社長のハマーと手を組んでトニーを追い詰めるわけですよ。まあ分かりやすい。アメコミだけに。
わこ ストーリーは簡単な感じだけど、トニーの社会的地位が高いのでギャグが大人向けだったりすんのね。「これこそが最終兵器別名、別れた妻だ」とか、おいおいどこの飲み屋の雑談だよ、と思った。
佐々 「世界平和の民営化だ」とかな。それぞれのキャラもいい、特に相棒のローズ。アイアンマンを兵器として国に差し出せという要求をはねつけ、議会と陸軍から目を付けられてるトニーとアメリカ陸軍所属のローズ、敵にも味方にもなる微妙な立ち位置。
わこ そうそう、男の友情は対立関係にあるほうが燃えて萌える(笑) アイアンマン役のロバート・ダウニーJr.は『シャーロック・ホームズ』でも相棒のワトソン君を振り回してたけど、ここでも相棒のローズを振り回してる。周囲巻き込み系のキャラが似合うかわいげのある中年役者ですよ、貴重だ~(爆)
佐々 振り回されるほうは大変だ。誕生日パーティーでハメを外しすぎのトニーにローズがキレて、アイアンマン同士で喧嘩するシーンなんかヒーロー同士なのに小学生男子の喧嘩みたいなの。思わずローズがんばれ、と応援しちゃったよ。
わこ いい加減にしろーーーー! 攻撃がね、いいんだよね。ヒーローなのに喧嘩すんなよ、と。
佐々 反省してるんだか何だか翌日ドーナツ屋の看板の上でドーナツ食ってるトニーとか、ヒーローとしちゃ行動がぶっ飛んでる。
わこ いやあれ、ヒーローだからじゃなくて元の社長キャラがぶっ飛んでるんじゃね?
佐々 そうか、トニー・スタークがぶっ飛び系なのか。
わこ でも、トニーのぶっ飛びはセレブなら納得できる範囲だよ。サマンサのぶっ飛び具合は変身するまでもなく熟女の最終形態(笑)
佐々 うん、確かに、あれには付いていけないわ、わし。
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