もしあなたがいなかったら

こんなにも

苦しくなかったのかな。



あなたと付き合って一年半


僕はこのまま

ゴールすると思ってた


勝手に思い込んでいたんだ。



けど

出会いが突然訪れるように

別れも突然訪れた。







僕達が出会ったのは

友達との合同コンパ。


僕は初めての参加だった


あなたは馴れたように

僕の横に座ってきて

アドレスを渡してきた。



一ヶ月間

僕は軽いと思い放置していた。



プルルル


携帯の着信がなった


見知らぬ番号


電話の向こうにいたのは

あなたでした。



「もーなんで

メールくれないの?」


そんなずっと前から

友達でいるかのような

軽い口調に戸惑いつつも


「合コンとかで

出会いは求めてないんだ」


って僕は突き放した。



君は怒って電話は切った。




数日がたち

友達からメールで遊ぶ事になった


行ってみると君がいた。


「久し振りーw」


何事もなかったような

軽い口調



僕は正直大嫌いでした。



友達の勧めもあって

アドレスを交換して

それから

メールをすることになった。



3時間に一回のペースで

途中でメールが途切れる事だけを

願っていた。



けど

君は根気強く

ずっとメールをくれた。





それから数日がたち

電話がかかってきた。



プルルル


「・・・・。」


電話の向こうにいるのは

君なのに

なぜか無言だった。


ただ

すすり泣く声だけが聞こえていた



「大丈夫?」



何にも反応がない。



その時

初めて君を女の子だと思った



本当は軽く見られるせいで

誰よりも傷ついて

誰よりも明るくしていたことを

僕は聞かされた。




それまで

軽蔑していた自分が

恥ずかしくなった。


それと同時ぐらいに

無関心から

興味がわく存在に

君は変わった。



今まで

3時間に一回のペースのメールも

1時間に一回

30分に一回


気づいた頃には

5分に一回のペースになっていた



正反対の僕と君は

まるで

磁石のS極とN極のように

惹かれあった。



それからは

僕達が付き合うまでに

そんなに時間がかからなかった。





それが僕と君の出会い。









それからは

僕は君以上に

あなたを愛した。


遊ぶ時

電話する時

抱いてる時



どれも同じぐらいの気持ちで

君に接していた。




でも

別れの足音は

どんどんでかくなっていた。




君からの突然の電話は

いつも僕を驚かせる。



あの時もそうだった。




プルルル


「・・・・。」


「どうしたの?」


僕は聞いた。


付き合う前のすすり泣きではなく

今度は

一生懸命泣いてる君がいた。



「別れてほしい・・・。」



すべての時が止まった気がした


理由を聞いても答えない。


ただただ

謝ってる君が

電話の向こうにいた。





それから
一年と半分の月日が流れた。



プルルル


「お前来なかったんだな。」


第一声がそれだった。


「は?なにが?」


その友達から一部始終を聞いた


病気で彼女が余命一年半だったこと


彼女が別れてからも

毎日僕の事を話していたこと




僕はバカヤローだ。



抑えきれない気持ちを

隠すため

とにかく走った。


バカみたいに

行く当てもなく

ただただ走った。



疲れ果てた頃には

自分の愚かさと

悲しさの混じった

涙を流していた。







僕は天国の君に届くように

手紙を書いた。












「dear○○へ。

君が死んでから僕が知ったのは

三日後でした。

君のすべてを知ってると

思ってた僕は

君の最期の時すらわからなかった。


僕の為に

別れたこと


僕の為に

頑張ってくれてたこと


死ぬ間際まで

僕の事を話していたこと


すべて聞いたよ?



もしって言葉がこの世にあるなら

君はどう使う?


もし死ななかったら?


もし出会わなかったら?


どっちかな。


僕はずっと考えていた。



やっと答えが出たんだ


もし・・・


そんな事は現実から逃げる

僕の情けない考えだった。


あなたは現実と向き合い

僕の事だけをずっと

考えてくれていたのに

僕はあなたが死んだ今も

逃げてばっかりでした。



僕はあなたの優しさを知った

僕はあなたの温もりを知った

僕はあなたの笑顔を知った


僕は・・・



あなたを知っちゃったんだ。



もし出会わなかったら。


何回も思ったけど

僕達は出会った。


あなた以外愛せないよ。


僕の気持ちを手紙に乗せて。




ps.アイラブユー。







if...

もし僕がそっちに行ったら

また付き合ってくれますか?



from.僕より」





僕はあなたに

逢えるその日を夢見て

今を生きてます。