エジプト学を求めて。 -9ページ目

エジプト学を求めて。

幼少からの夢はエジプト学者になること!高校卒業後に英国へ渡り、リヴァプール大学にてエジプト学を修めました。次の目標は日本で大学院進学&研究を行うこと!

予告通りロンドンを訪問してまいりました。
前回ウェールズ人の友達と行ってから、2年ぶり2度目のロンドンでした。
後ほど別の記事として写真も載せていこうと思います。

今回の小旅行で訪れたのは、
ポルトベロ・ロード・マーケット(Portobello Road Market)
大英博物館(British Museum)
ロンドン橋(London Bridge)
ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)
です。

各場所の詳細は、後ほどの記事で。
時間的にはもう少し回れたはずだけど、ゆったりと堪能してきました。
予定ではあと2年ほど滞在するし、またロンドン行ってみようと思う。

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朝6時に駅へ向かったのですが、帰宅が22時半過ぎてました。
どうやら1日中・・・8時間くらい歩いてた模様。(さすがに途中で休憩はしていたけども)

イースター休みに入ってから、徒歩5分のスーパーくらいしか出歩いてなかったので、
足に相当のダメージがきました・・・。
常日頃から運動しましょうということですね。反省。

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ペタしてね
ようやく春休み、Easter Holidayが始まったよ。

その名の通り、イースターがメインなんだろうけど、
純日本人な私にはそれほど関係ないですね。
(でもとりあえずうさぎ型とかたまご型のチョコは買ってこよう)

5週間後には後期試験が始まる。
というわけで、休みは試験勉強で消えるのであった・・・。


・・・というのも寂しいので、やっぱり大英博物館いこうと思う。

あと適当にロンドン観光して帰ろう。
バスだとリバプールとの往復で5000円くらいみたい。
時間も5時間かかるから、東京⇔大阪の夜行バスみたいな感じだなぁ。


今回の試験は4つあるけど、そのうち3つが言語のやつだから気分的には楽。
翻訳するテキストの内容や背景についての論述もあるから、シッカリ復習しなければ。
残りの1つは興味があるから、前期のMaterial and technologyよりはマしだ・・・。

でも休み中に1つ課題が出てるから、こっちを早く片付けちゃいたいところ。
指定された中から1つ王族じゃない人の墓を選んで、それについて分析しろという課題。
5つあるうち、アマルナにあるアイの墓を選んでみた。


アマルナは、アクエンアテン(アクナートン)の統治時代の首都。
このアイという人物は、彼の側近だった奴で、ツタンカーメンの後に王位についた。
でも王族ではない・・・混乱に乗じて即位した感じ。
ツタンカーメンの死は彼が関わっているとか、よくテレビで言ってたのを覚えてる。

この墓から見つかったGreat hymn to the Atenと呼ばれる賛美歌を、
Middle Egyptianのクラスで最後のテキストとして読んでる。
一応、このテキストが試験に出題される可能性もある・・・らしい。


最近はどうも卒論のために色々と論文や本を読み漁るほうが楽しくて仕方ない。
そのせいで他の本があまり読み進められていない現状。
さらには夜型になっちゃって、もう堕落しきってるな・・・。

やっぱり図書館まで赴いて勉強しなきゃダメだな。
気持ちが引き締まらない。
平日なら24時間やってるし、食料もちこんで持久戦だ。


・・・ということで月曜になったら本気出す!
久しぶりにちょっと学問的な話題。


最近、日本でエジプト語の研究をしていらっしゃる方と連絡をとっているわけなんですが、
その方は一般言語学の対象としてエジプト語を研究していらっしゃるようです。

この方に指摘されて初めて気付いた問題。
それが、Egyptologist「エジプト学者」の使用している用語の定義なんです。

そもそもEgyptologyという学問は真に独立した存在ではなくて、
古代エジプトを様々な観点(分野)から研究するという、とても幅が広くて曖昧な学際的な分野なわけです。
個々の研究者によって重要視する部分が異なるため、幅広い分野に触れることになると思います。

ちなみにLiverpool大学では、やはり建築、宗教、文学などといった分野が主な研究対象です。
古代エジプトはその独特な宗教観が至る所に顕在していて、建築デザインや美術では特にそれが強く見られます。

個人的には、エジプト学というのは「古代エジプトの文化を再構築する学問」だと思っています。
その中に言語も含まれているわけです。


ここで問題点に戻るわけですが、エジプト学で便宜的に使われている「言語学的」な用語が、
本来の使い方や意味から離れてしまっているようです。
シャンポリオンがヒエログリフの解読に成功してから、まだ200年も経っていないわけなんですが、
どうも研究者達はエジプトに固執しすぎてしまったせいなのでしょうか。
言語学を専門で学んだ経験はないので、どの程度の乖離があるのは見当も付かないですが・・・。

それでも、用語の使い方が間違っているから学問として否定されるわけでもないと思っています。
なので私はとりあえず「エジプト学的に正しい」用語として便宜的に使っています。

エジプト学はとても保守的で、変化を好まない傾向にあるらしいのですが、
ここ20年で文法の解釈にいくつか理論が生まれていて、現在の「Standard Theory」という故Polotsky教授 の理論が覆されて、それ以前の理論へ回帰するという現象の真っ只中だそうです。
Liverpool大学のChris Eyre教授やMark Collier博士もその流れに乗っているため、講義でも基本的に解説は新しいスタンダードになりつつある理論に沿っています。

要するに、時間かけないと変えるのは無理だという話ですね。
一応、一般言語学からアプローチをかけている研究者も少なからずいるわけだし、
やはり少しずつ時間かけて変えていくしか方法は無いと思う。
Markに訊ねた時も、そう答えられたし、

自分も一理あると思っているから、この動きには賛同したい。
まずは既存の理論や解釈を学んで、自分が何かを主張できるくらいに理解しなければ。