令和5年6月20日(火)
怒ってかんの!
笑ってGO!
こんにちは、ひろパパです。
突然ですが、これまで続けて来ましたブログの書き方を少し変更します。
実は、昨日(一日経て書いてます)共病の冒険において、かなりの体調の悪化と意識の混濁がありブログが書けませんでした。
これまでの抗がん剤治療は、恐らく一旦スキップし、少し間が空くと思われます。
なので、癌告知日からの冒険日記として、今まで通りブログを、続けて行きます。
まだ死にはしません。
まだまだレベルアップして、五体ボロボロになるまで共闘してやります。
書けない時は、一文字でも更新してみせます。
心は、砕けません。
令和5年6月19日(月)一昨日の話。
出勤日でした。お腹の張りと下痢は継続してあったものの、自分なりに無理はしていないつもりでした。
令和5年6月20日(火)昨日の話。
朝、不思議な感覚で朝3時に目が覚めました。
癌が分かってから眠れない夜なんてかなりありましたが、不思議な感覚でした。
夢なのか記憶で構成されているのか分からない世界で、何かをせねばと使命感だけが強く、家族を探している自分がいます。
アイテムを取り出す様に、体温計を脇に挟み計ると38.6℃。
そのとき初めて、薄暗い部屋で体温を計っている自分が認識できました。
それまでは、映画の主人公を側から観ていた感覚に近かったです。
下痢に近いお腹の痛み。
身体のいい知れぬ倦怠感、怠さ。
お腹の胃の周りの張りの強さ。
とりあえず、オキシコドンと漢方を服用しました。
何故か横にならず、胡座をかいてやり過ごしていました。
それでも、その時はまだ数時間後の出勤の事を考えていました。
熱も37℃台まで下がっていました。
6時過ぎに妻が起きてきたので、お腹の張りを見せた所、あまりの変化に2日後の診察を待たずして病院に行く事になりました。
いつもは、肋が浮き出ているのでまさにカエルになったかの様でした。
妻の判断力と決断には、いつも神通力に近いものを感じます。
病院。
主治医は不在でしたが、さらに上の部長クラスの先生に診察して貰いました。
この時の状態は、下痢が続きっぱなしで脱水症状と、身体の倦怠感で歩くのもしんどくて、ソファに座っても浮遊感と腰の痛みで、会話もまともにできない程悪化していました。
妻には、何度も泣き言を漏らしていたと思います。ごめんなさい。
診断結果。
お腹の張り。
お腹の触診ではガスっぽい張りだったが、エコーとレントゲンでは、腹水である事。
抜くまでの量では、今はない事。
夜中の発熱と倦怠感
血液検査の結果、何らかの細菌感染症を引き起こしているとの事。
白血球は、ジーラスタを打ってるのもあり数値は正常だが、炎症値が異常に高いとの事。
酷い下痢
感染症の熱の影響で、下痢を引き起こしていると思われる。
抗生剤と整腸剤で良くはなるでしょうとの事。
妻も同席してくれました。
今にも倒れそうでしたが、どうしても気になる事が一つ。
腹水です。
腹水については、今までの共病の記録の中にも出て来た事がなく、逆に腹水でかなり辛い闘病生活を頑張ってみえる方々のブログでの知識しかありません。
正直、不安しかわいてきませんでした。
妻も、腹水なんて人生で初めて聞く知識で今後の対処に気が動転したと思います。
内科部長は、混んでるのにかなり私達2人に今後の事を説明してくれました。
調べたら分かる事なのに、今後の部下である主治医の治療の流れについてもしっかりと説明してくれました。
感謝の気持ちしかありません。
妻「腹水は抜かなくても?」
内科部長
「今の腹水はまだまだ量が少ないから、抜くと腸を傷つける恐れがあります。これぐらいなら利尿剤で水分を排出すれば大丈夫」
私「いったん腹水が発症してしまうと、これからどんどん悪化して行くのでしょうか?」
内科部長
「いったん引っ込んで治る事もあるし、薬で排出させたり、人工的に出してからまた体内に戻したりと、色んな状態があります。」
妻「抜く時は入院ですか?」
内科部長
「日帰りもありますが、やっぱり私の経験では泊まりの方が、予後もしっかり見れるから多いかなぁ」
こんな普通の会話が続いていましたが、かなりの経験からくる説明なので、安心感がありました。
最後に、内科部長から
「担当は、◯◯◯先生だったよね。私からしっかり説明しとくから大丈夫。でもね、明後日2日後の抗がん剤は恐らく無理だと思う。熱があって感染症だから止めておいた方がいいよ。まずは今の状態をちゃんと治す事。」
と、ありました。
帰宅後。
不思議な感覚でした。
体が暑くてエアコン入れて、扇風機を直当てしていても体が火照っています。
熱はありません、36℃台。
なのに、足の裏が異様に冷えてカイロで温めていないと落ち着きません。
身のやり場の無い倦怠感。
下痢のお腹の痛みと、色んな妄想が駆け巡り自分が2人いる感覚でした。
妻は、疲れた一日だったと思います。
言葉にできないくらい助けられています。
そして、娘達。
体がどうにかなって意識を保とうとしている側で、あまりにしゃべくり回るので逆に助けられたかも知れません。
共病の記録の中で、これほどしんどい一日はありませんでしたが、言葉で繋ぐ事で何とか耐える事ができました。
家族に感謝です。
本当に感謝です。
次回、抗がん剤はスキップになります。
今後、復水がどう絡んで来るかも分かりませんが、なったものはどうしようもない。
思えば、抗がん剤治療が始まってから、度重なる便秘や下痢、免疫力低下から来る感染症や、腹痛や痺れ、異常な倦怠感。
一旦、この機にスキップできるのも何かの巡り合わせだと前向きに捉えています。
うまく書けませんでしたが、一夜明けた今は体調は大分落ち着いています。
また、ブログは続けて行きます。
お返事が書けない事もきっとあると思います。
どうかどうか、これからも応援よろしくお願い致します。
冒険、続けます。
では、また。