季節外れの妄想劇場「真夏の夜の夢」第7夜<<支え>>  前編 | 松井玲奈に夢中になろう

松井玲奈に夢中になろう

「美しくもカワイイ」元SKE48のかすみ草 松井玲奈さんを応援するブログです。
松井玲奈さんが大好きでこんなブログを作ってしまいました。玲奈さんの動画や画像、素敵なエピソードなどを紹介していけたらと思います。「さあ貴方も今日から玲奈推しで!」

季節外れの妄想劇場 「真夏の夜の夢
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第6夜 <<告 白 >>はコチラから  ⇒ http://goo.gl/q8WCFV



あ~ん
今回も文字数制限で前後編に分かれちゃった
まずは前編お楽しみください


この記事は白石麻衣の画像いっぱい貼ったな~

うん
麻衣やんはコミカルな役だから画像が貼り易くて
結果この回は麻衣やんだらけに

もはやこのブログも
「れなむちゅ
」どころか「のぎむちゅ」ですらなく
「まいむちゅ
」だな

ゲゲッ
ひとが気にしていることをヅケヅゲと
ああそうだよ
今後このブログは「松井玲奈に夢中になろう」改め
「白石麻衣に夢中になろう」略して「まいむちゅ」だ


開き直りやがった

それでブログタイトルも改定したところで
「夏夢」の話だけど

本気にする読者様がいるから
改定とか言うの止めなさい


この「夏夢」の主人公ヒロキ
通称ヒロだけど
この名前はオヤジの家族
小6の男の子の名前をもらってて

第1夜で言ってたな

ヒロキの名前をもらったのには
ちゃんと理由があってさ

今回の話で
主人公と奈々未が今のような関係になった起源が
明らかになるんだけど
これは本物のヒロキのエピソードが元になってるの

へ~そうなの

もちろんかなり脚色してあるし
本人もまだ小6だから
相手の子とそんな関係になってるわけでもないんだけど

それで「夏夢」のヒロキの性格も
本物のヒロキの性格をモデルにしてる

ふ~ん

実際のエピソードがどんなだったかは
また後編の最後に紹介するね

それでは麻衣やんだらけの「夏夢」第7夜
始まり始まり~


奈々未 「モデルのバイト


奈々未は戸惑っていた

麻衣 「うん

「今日午後から雑誌の撮影なんだけど
一緒に撮るはずの娘が怪我しちゃって
アタシの事務所も困ってて」


「ねっ
奈々未ならバッチリ
顔も可愛いしスタイルもモデル級だもの」


「でもアタシ 
モデルなんて


ヒロ 「無理無理ぜったい無理
奈々未にモデルなんて出来ないから
それに午後からゼミの課題2人でやる予定だし」

「何が課題よ
ヒロは奈々未がやった課題をマルっと写すだけでしょ」


白石の綺麗に整った顔が厳しく歪む
白石が俺にしか見せない顔 黒石さん
顔立ちが綺麗すぎる為かこんな表情はチョ~恐い
しかし白石はなぜ俺にこんなに厳しいんだろ

「ごめんね
麻衣ちゃん
アタシやっぱり自信が


「大丈夫
雑誌って言ってもタウン誌だから
奈々未なら絶対大丈夫だって


「なんだ
タウン誌か

「ヒロは黙ってて
タウン誌って言っても30万部も発行される
メジャーな雑誌なんだから

でも奈々未ならバッチリだよ


「でもヒロと課題をやらないと」

「もう
奈々未 チョットこっち来て」


「麻衣ちゃん引っ張らないで」

奈々未は白石に右腕を引っ張られ
俺から10mほど離れる
2人で何か話しているが
俺には全く聞こえない

「奈々未
このモデルのバイト絶対やって


「でも」

「プロがヘアをセットして
メイクもしてスタイリストが衣装を合わせて
それをプロのカメラマンが撮るんだよ
奈々未なら絶対キレイで素敵になるから


「でも~」


「絶対ヒロも惚れ直すと思うけどな~

「えっ

奈々未は真っ赤になって下を向く

「いまさら照れないでよ
うちの大学の人みんな知ってるよ
だいたい皆ヒロと奈々未が付き合ってると思ってるし」

「えっえっ

「ねっ
今日の撮影で試し撮りした写真何枚かもらってさ
ヒロに見せなよ
奈々未が綺麗すぎてヒロ絶対焦るから
告白とかしてくるかもな~


「えっえっえっ


「バイトしてくれるよね

「・・・
うん」


「よし

「・・・
いったいあの2人
なに話してるんだか」

「んっ
奈々未
なんか頷いてるな」

「白石が喜んでる
まさか

「ヒロ~
今から奈々未はアタシと撮影に行くから
アタシと奈々未の課題
ちゃんとやっておいてよ


白石は俺に聞こえるように大声で叫んだ

「おいおい
行くのかよ
課題ホントに俺がやるのか

・・・

午後から白石は嬉しそうに
奈々未を連れて撮影に行った

しかたないから俺は図書館で課題をやる
こんな風に自分で課題をやるのは何年ぶりだろう
ずっと奈々未にやってもらってたから・・・

奈々未とは幼稚園から高校まで
エスカレーターの学校でずっと一緒

奈々未のほうがズット成績がよかったから
大学は別々になると思ってたけど
何故か奈々未は俺と同じ大学の同じ学科へ
・・・

俺達の高校からこの大学に来たヤツはいない
気楽でいい
なるべく昔のことを思い出したくはないから・・・

ぼんやりとそんなコトを考えながら課題をやる
いつの間にか時計は午後6時を回っていた

「ヒロ~
お待たせ~
ちゃんと課題やってくれた

アタシ達の単位はヒロに係ってるんだから


「はいはい
やっておいたよ

「どれどれ

白石は俺がまとめたレポートを見る

「よしよし
ちゃんとやってあるね


「じゃあ
ご褒美にいいもの見せてあげる


「えっ

麻衣ちゃん ホントにヒロに見せるの


「うん
絶対ヒロも気に入るよ」


「なに
ご褒美って

「じゃ~ん

白石は数枚の写真を俺に渡す

「おおおっ

「ふふふっ
どう
今日の写真よ
編集者に無理言ってもらってきたの
すっごく綺麗でしょ


「うん
ムチャクチャ綺麗

「うんうん
ヒロもなかなか素直じゃない
これで奈々未のこと」


「さっすが白石
キャンパスでも綺麗だけど
撮影となるとさらに凄いな
やっぱりモデルさんだな~」




「でしょ~
アタシってやっぱり最高に・・・
って
ああっ

それワタシの写真
間違ってワタシの写真渡しちっゃた


「ちがうちがう
ヒロに見せたいのはこっち
奈々未の写真


「どう
奈々未すっごく綺麗でしょ


そう言いながら白石は俺に写真を渡す
俺はパラパラと写真を見る



「現場でもすっごく評判よくって
編集者もワタシのマネージャーも
奈々未をスカウトしちゃって大変だったんだから

奈々未もモデルになっちゃおうよ


「・・・

奈々未は胸に両手を当てて俯き
上目遣いで心配そうに俺の様子を伺っている

「どうかなヒロ


奈々未が不安そうに話しかける

「うん」

「ほら
素直に綺麗って言いなさい


「・・・うん
まあ普通かな
やっぱり白石の方がズット綺麗だし」

「ええっ
ヒロ

アナタなに言ってるの
奈々未もすっごく綺麗でしょ


「・・・
そうだよね
やっぱりアタシなんかじゃ・・・
ご こめんね
2人とも
アタシもう帰らないと
・・・
さよなら


足早にその場を立ち去る奈々未
その目は潤んでいたかもしれない

「ちょっと奈々未
ヒロ アナタね


白石が怒りの表情で俺を睨みつける
黒石さんのような冗談ではない
とても厳しい表情

俺は目を逸らす

白石は俺を一瞥して奈々未を追いかける
「奈々未 待って
待ってったら」


俺は奈々未の写真に視線を戻した


・・・すごく綺麗だ

素直に綺麗と言えたらどんなにいいだろう
奈々未もとても喜んだだろうに・・・

なぜ俺と奈々未は昔から一緒なのかな
あんなことさえなければ
俺たちはもっと自由なはずなのに・・・

・・・

足早に立ち去ろうとする奈々未に
麻衣は走って追いつく

「まって
奈々未


「ごめん麻衣ちゃん
アタシ


「ヒロの言うことなんて気にしなくていいよ
撮影スタッフも皆すっごく綺麗って言ってたじゃん」


「・・・
ヒロが言ってくれなきゃ意味ないよ


奈々未の頬には涙が伝っている

「奈々未・・・
ヒロなんて関係ないって
だいたいヒロなんてガサツで自分勝手で

デリカシーも」

「ヒロのことを悪く言わないで
麻衣ちゃんでも許さない」


泣きながらも奈々未は刺すような視線を麻衣に向ける

「奈々未・・・」


「あっ

奈々未は申し訳なさそうにすぐに視線を伏せる

「ごめんね
今日は帰る」


寂しそうに立ち去る奈々未の背中を
麻衣はやりきれない気持ちで見送った

「もう
どうしてそんなにヒロが好きなのよ
奈々未ならもっと素敵な男性(ひと)がいくらでもいるのに・・・」



この続きは後編
今日の夜にはアップ出来ると思うから
お楽しみに~

後編は右のリンクから ⇒ http://goo.gl/1aJt64


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