【静寂】

真夜中に目覚めると
普段と違う音が聞こえる
昼間と違う鳥の鳴き声
たまに通る車の音
みんなが眠りの中にいても
時間は決して止まらない
少しだけ流れ方が違うだけ
昼間は耳に入らない音も
しっかりとした存在感で
それでいて控え目に
静寂の闇に静かに響く

夜空を見上げれば
闇の中にも
小さな光が灯っている
夜が明ければ
太陽の光に包まれて
見えなくなる程の小さな光
真夜中の闇にも
決して飲み込まれない
健気な強さがそこにあった
【真夏の情熱】

体が溶けてしまうような
この厳しい暑さには
真っ向勝負じゃ敵わない

この暑さをエネルギーに代えられたら
生きる情熱に変えられたら
何にでも立ち向かっていけそうだ

この熱を蓄えておけたら
やがて来る
厳しい寒さにだって
きっと負けやしない

真夏よりも熱い心で
夏の暑さを味方につけて
これから来るかもしれない困難にも
打ち勝って生きていきたい

【戻り梅雨】

モヤッとするのは空のせい?
真夏の空はかくれんぼ
過ぎた梅雨空が戻ったような
灰色の雲に覆われた空
夏らしくないひんやりした朝の空気

照りつける日射しの下では
涼を求めるけれど
どんより空は夏らしくない

程々の日射しと
青空にモコモコ白い雲
もうすぐ戻る夏の空

きっと私の心も
もうすぐ青空が戻ってくるだろう