ひろしのつぶやき “子どもの自由と安心” | Hiroのブログ

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知人のかかわっている学童の先生が、学校ではめっちゃ静かに先生のいうことを聞くが、学童では暴れまくっているとおっしゃっていたそうだ。これを聞いて、学校=上下関係=上からの圧力や力で文句を言わさない空気をつくる=この関係を破るものを叱り誰もがああなりたくないと委縮させる。そんな場が作られている気がします。

学童は指導員の方もそれほど圧力をかけることなく子どもは伸び伸び時間を過ごす。=指導員のいうことを聞かない!、学校の先生のような経験のある人は怒ってこれを統制しようとするがなかなか子どもは言うことを聞かない。

私は、学童の指導員の人たちは大変だとは思いますが、子ども達ができるだけ規制がなく伸び伸びできる方がいいのではないかと思っています。

 

もう一つ別の学童で、先生という呼び方をやめさせて、そして、テレビやゲームをさせることよりも、今まで帰省されていた外遊びを毎日思う存分させるようにしたことで、トラブルが減り、子どももストレスが減ったとおっしゃっていました。

会社でもその他の組織でも規制や決まりが多ければ多いほどうまくいっていない組織であるとある有名な方がおっしゃっていましたが、やっぱり人間には安心と自由が与えられるとどんどん伸びる動物であると思います。しかしこの安心と自由を作り出すためには覚悟がないと今の世界ではとても難しいことではあるということは重々承知しています。

 

私も障がいを持つ方や、小さな子供に携わる仕事にちょこっとかかわっていますが、出来るだけかれらに対して威圧的になるよりも、ちょっと馬鹿にされるぐらいの立ち位置をキープすることを心掛けています。そして、こちらのルールを押し付ける前に彼らの気持ちに寄り添うように心がけていますが、しかしお互い人間なので度が過ぎるとたまにカチ~ン!!とくることもありますが、私の心の中ではかれらとの信頼関係が作られているという大きな宝物を手に入れている気がします。

まあ、こんなに自由を奪われ、好きなことができない子供の環境を見ていると、私が子どもだった時に何気ない寄り道をしながらとても長い帰り道を体験できたことはとてもとても貴重な体験だと思います。野球をして怖いおっちゃんの家のガラスを割って逃げたり、捕まったり!?そんな経験を通して人と人との関係が理解できたり、学んでいったのだと思います。

 

私が卓球を教えていた時期に、大阪の西成にあるクラブが日本一になったのでよく練習試合に連れて行ったことがあります。先生は卓球素人なのになぜ日本一??という疑問がふつふつと湧いて出てきたのですが、練習試合で先生やかれらと触れていろんな秘密が見えてきました。両親が酒乱で暴力を受けている子供!?、親がいきなりいなくなった子供!?先生は彼らに卓球を大好きにさせるプロ!!彼らは見事に卓球大好きになり、自分たちで大阪中の卓球場を探して足りないと感じていた卓球をする時間を自分から道場巡りをしていたそうです。最初はマナーの悪い子どもたちは卓球場からまず「お前ら!出ていけ!!」という声をあちこちで浴びせられ、その結果彼らは「挨拶」という武器を身に着けたそうです。彼らのように、生きる知恵としてあいさつを身につけた子供と、先生や親から「挨拶をしなさい!!」と怒られて挨拶をしている子供では全く中身が違います。やっぱりできる限り、子ども達には自由に親や大人の価値観だけの枠組みでその自由を奪わないように配慮する必要があると思います。大人から無駄だと思った経験も彼らにとってはとても貴重な経験でそれは彼らの一生の宝物になる可能性があると思います。