山田征さんを迎えてのお話会の話をここ最近のブログで書き続けたり、
人とお話しする中で私自身とてもいい勉強になりました。
やっぱり根気よく、会話を続けることの大切さ。やっぱり会話を通して自
分の考えもよりクリアーになってくるし、わからないところは自分で調べて
新しい発見などもあったりします。
征さんと話をする中で再発見したことがありました。
それは、私たちは一部分だけを見る習慣が作られていて、全体を見る習
慣があまりにもないということ。これはすべてつながっているものを
“分ける”という考え方がしみ込んでいるからではないでしょうか。たとえ
ば学校では、算数と社会というように分けて考える。そして、あなたと私
は違う。というように分けるということで、一部分だけを見てしまう癖があ
るように思います。そして、経済(お金)中心の人間社会では、分ければ
分けるほど経済さんは大喜びするようです。たとえば、子供が自立して
家を出ると、家が2つ必要になる、テレビも2つ、冷蔵庫も2つ・・・という
ように増えていくということです。
また、私たちの身の回りにあるものがどんなものからどういう風に作ら
れ、どうやってここまで運ばれてきたのか?そして、これを使い終わった
後これはどこに行ってどういう風に処理されるのか?
お店で買っている物はいきなり魔法のようにそこに現れたわけではあり
ませんが、なんとなくお店でしかそれを見ないのでルーツがよく見えてこ
ない。そして、使い終わったものもゴミ箱に捨てればそれでおしまいだと
思っているが、実際どう処理されているかはほとんど現実を知らないの
ではないでしょうか。
また、今の現実からすれば作られる過程を一般の人に見られたくないっ
て思って何かを作っている人も多いのではないでしょうか。その分パッケ
ージや言葉をうまく使っているように思います。
弟が言っていたのですが、インドのことわざで
「だますよりも、だまされる人のほうが罪が重い。だます人はだまされる
人によって夢が叶う。」こんな言葉があるそうです。
いろんな角度から、物事を見る山田征さんの姿勢はしっかりと真実をと
らえた眼を持っておられました。世界地図を見るように目線を高くし、全
体を見るということを忘れないようにしたいものです。