山田征さんのお話~自然エネルギーとは?~ | Hiroのブログ

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ようやく本題の自然エネルギーについて書いていきたいと思います。


なぜ、40年も前から原発に反対し続けてきた山田征さんが、今、自然


エネルギーの現実をお話され続けているのか?


彼女は40年前同様、今伝えている内容も当時と同じ状況で、ちょ~~


少数派!!原発の危険性を伝えるのではなく、なぜ???自然エネル


ギーなのか?私も最初はそんなことはないだろうって、このことを理解


するのに1週間もかかってしまいました。上関原発を反対してた友達ほ


とんどが、自然エネルギーにそれほど疑問を持っていなかったり、そこ


まではっきりダメ~~って思っている人はいないし~私も自然エネルギ


ーに希望を持ち続けたかったと思っていましたが、征さんとのやり取り


やお話でようやくはっきりよくないということが理解できるようになりまし


た。その征さんの話で自然エネルギーがよくないという話をいくつかに


分けて説明していきたいと思います。



①自然エネルギーといわれる発電機が作られる過程で


まず、どの発電装置も工業製品であるということ。大量に安定した電気


を使ってこういった発電機を作っているという事実。自然エネルギーだ


けの電気でこういった太陽光や風力の発電機を作ることはできない。大


量の電気を使ってこういった発電機を作るのであれば、火力発電で使う


と今まで以上に早く資源がなくなるということです。前私も、独立型の発電機を使って自給自足の生活を目指そうと思っ



いましたが、この発電機は地元の資源で作ることはできないというこ


と。そして、大半の発電装置でレアメタル、レアアースといった希少金属


あり、放射線を出すものであるということ。これは紛れもない事実であ


る。(もちろん、パソコンも携帯電話も同じ)そのレアメタル、レアアース


の採掘現場で放射能汚染をされた土地があり、被ばくをしている事実も


ある。福島の被ばくも、こういった鉱山での被ばくも同じ被ばくである。し


かも、太陽光や風力などの発電機がこれからどんどん販売し、購入す


る人が増えるということはこういった被爆者を出しても構わないというこ


とになる。



②自然エネルギーで発電される電気の問題


前回のブログで書きましたが、太陽光発電だと太陽が出た時に発電し、


曇ったり、雨が降ったりして暗くなると発電能力が落ちてしまったりする


ためとても不安定な電気です。風力発電も同じで、こういった発電は使


うのが厄介なため、これから各家庭で発電する太陽光発電などは、各


家庭に蓄電池を設置して家で使うようになるそうです。(今は家で発電、


蓄電、電気自動車というのがセットで売り出されています。そして、これ


らは電気の自由化を見越して個人でも電気の売買ができるような社会


が来る方向へ動いているそうです。)


先日、征さんと平生町ににある風力発電を見に行ってきましたが、風が


ないのに風車が勢いよく回っていました。これは、外部電力で風力を回


しているそうで、ごく当たり前のことだそうです。



③耐用年数、インバーターやバッテリーの問題とゴミの問題


自然エネルギーって永久に機会が発電してくれそうだと思っている人も


多いようですが、長くって20年くらいだそうです。太陽光発電の場合、イ


ンバーターを10年ごとに買い替えが必要で、バッテリーも何度か買い


替えが必要になるそうです。インバーター(直流から交流電気に変える


機械)は電磁波も大分出すようで、私の友達も小水力発電をされていた


のですが、この電磁波がとても嫌で止めているとのことでした。こういっ


た、インバーターやバッテリーは普通に処理ができない危険物なので、


ごみの問題が大変になるだろうといわれています。同様、太陽光パネ


ルや風力の発電の機械も土に返らず、これもこれからの子供たちが大


人になった時に大きなつけを残すことになるのではないでしょうか。


国も電力会社も使い終わった後のことは研究中という回答だそうで、何


も決まっていないのが現実のようです。原発もゴミの処理ができないま


ま続けてこられていて、また、同じことを繰り返すことになりそうです。



④国策として進められてきたの自然エネルギーの流れ


自然エネルギーも原発同様、国策として自公の連立政権の時から綿密


に進められてきたものであるということ。太陽光促進付加金制度が200


9年11月に閣議決定され、2011年3月には再生可能エネルギー付加


金制度が閣議決定されています。今、一般の電気利用者全員からこの


付加金を電気料金と一緒に引き落としされています。また、こういった自


然エネルギーといわれる発電機で発電した電気は電力会社が買い取


るのですが、実はこの付加金から支払われるので、電力会社も、国もお


金を使うことなく、電気を使う人すべてからそのお金をとるということで


す。また、電気をたくさん使う事業者には負担が少なくなるようになって


いるようです。また、どんどんこの自然エネルギーが普及すればするほ


ど、電気の買い取るための費用が増えるため、電気代からどんどん


とこれらの負担を支払うことに電気利用者がなるということです。