自分自身への問いかけ | Hiroのブログ

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山口の山の中から、Hiroのつぶやき。
スローライフ、田舎暮らし、炭焼き、竹、音楽、つながり、社会の問題、平和、環境、原発などなどつぶやきます。

山口に来てはや6年がたった。


上関原発問題にかかわり、なんとか一般の人たちに原発の問題のこと


を知ってもらおうと、ライブをやったり、パレードをやったりいろんな人た


ちの力添えでいい仲間がたくさんできた。


2011年3月、とうとう福島での原発事故が起こり、こんな状況になって


も経済最優先で社会が動いているため、反省するどころか、まだ原発


をやろうとする動きが止まらない。


私もデモに参加したり、声をあげる人が一人でも増えればと思って動い


てきたが、現実福島で事故が起こったということは、過去の環境には


戻れないという現実を突きつけられた。


そんな中、藤村 靖之さん, 辻 信一辻信一さんの動画を見ておっしゃっ


ていたことがとても腑に落ちた。


   「そもそもこの狭い日本で使っているエネルギーを


    原発に換算すると850基分も使っている。」


この言葉が私にとって最も説得力のある言葉であった。


そして、事故以前から、今の経済のシステムではこの星は持たない


し、人もこの星では暮らせなくなるということを強く感じていた。


数年前に行われた“生物多様性国際会議”で、優秀な科学者の人た


ちがおっしゃっていることと、ネイテイブな民族の指導者たちがおっ


しゃっていることの共通点、


    「この2~3年で人間がかわらなければこの地球は


     もたないだろう。」


そんなことをおっしゃっていたことがとても頭に残っている。


私も田舎暮らしをはじめ、冷蔵庫を使わないという選択をして電気


代300円代の生活、ガスを使わないという選択など自分の中で小さ


な挑戦を続けてきた。


小さな太陽光パネルなんかも去年購入したのですが、最近になって


太陽光パネルがどれだけ地球に負荷をかけることになるのかという


ことに気づかされました。


原発もそうなのですが、


“それ自体がどうやって作られているのだろうか?”


“それを使い終わったときのゴミは土に返るものだろうか”


“それを選択することによって誰か犠牲になっているものがないか”


そんな視点でいろんなものを見ていかなくてはいけないのに、自然


エネルギーは原発を止めるためにとっても必要なものだと信じ込ん


でいた。


知人や仲間や信頼している有名人がおっしゃっていることを鵜呑み


にしてしまう傾向が特に強い私であったため、まったく疑問を持たず


に自然エネルギーの事を信じていました。


また、人間は弱いもので、どうしても信頼していた仲間の言う方向へ


向かいやすくなるのですが、自分自身にこんな問いかけをしました。


“自分が信じたいことを信じているのか、それとも正直に事実を見る


 勇気をもっているだろうか”


“これは未来の子供たちのためになることだろうか”


こんな質問をいつも問い続けられる自分でいたい。


弱くて、根性のない私ですが、少しでも明るい未来に向かえるので


あれば、この小さなチャレンジ、問いかけはとても大切な一歩である


のではないだろうか。


そして、私の尊敬するHさんは


“本当に必要なものは何ですか”


この問いかけを日常の生活の中で実践されている彼はいつも


天使のように輝いている。


日常の生活を通して、平和な社会へ向かうことが本当の平和活動で


あるように思う今日この頃です。