診察終わった。
先生は、「弟さんの事は忘れられるわけないよねッ」と、いつも優しく寄り添いの言葉。
私は正直に、弟を思い出して、泣いてしまったら、弟が苦しむなら、死んでしまいたくなる程辛いから死んでしまわないように自分の腕を切る。
いつもの自傷行為で、生きる為に
絶対に死にたくないから何とかリストカットで心を落ち着ける
と、いつもの私のやり方を先生に報告。
もちろん賛成はしてくれないけれど、
決して、否定はしない。
理解してくれる。
やっぱり、先生は精神科の先生だけあって、私の一番の理解者ではあるのです。
先生はえいたんからも話を聞きます。
えいたんはただ驚くばかりで理解までは出来ません。
だけど、私を守って側にいて私を支えてくれているのはえいたんだから、
いざと言う時いつも私を救ってくれるのは
えいたんしか居ないのです。
えいたんが居るから生きていける
そして、先生は私は絶対に死にたくないという硬い意志を持っている事を分かっているから、
以前のオーバードーズでどれ程死を身近に感じて、それが引き返せない時、どれ程後悔するものか、
苦しくて悲しい物か、思い知っているから、
私は絶対に自ら死ぬことはしないのです。
間違っても、死ぬほど手首を切ることはありません。
これは命をもてあそんでいるのでは無いのです。
本気で命と向き合っているから私はもう、こうして自分を救う術しか持ち合わせていないのです。
えいたんはそんな私を守ってくれます。
先生はお薬をくれます。
あとはどんな方法で私の命を救えるのかな?
