三菱重工業、国産ジェット機の概要を発表
三菱重工業は11日、官民共同で開発中の国産ジェット機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット」の概要を発表した。70―90人乗りで燃費効率を競合機に比べ約2割向上させる。18日開幕のパリ国際航空ショーに実物大模型を出展し、航空会社などの評価を聞いた上で基本設計を決定。受注状況を見極め、来年3月までに事業化の可否を決める。
同社は1962年に初飛行した「YS―11」以来の国産旅客機開発を目指し、2003年から開発を始めた。MRJは12年の事業化を狙っ三菱重工業、国産ジェット機の概要を発表ている。機体は全長が35.8メートル、翼の長さが30.9メートル。炭素繊維を使った複合材を主翼などを中心に機体の3割で利用し、軽量化を図る。
エンジンは英ロールス・ロイス、米ゼネラル・エレクトリック(GE)、米プラット・アンド・ホイットニーの世界三大メーカーから提案を受けており、今秋までに決める予定。エンジンと機体の工夫でカナダ・ボンバルディア、ブラジル・エンブラエルの競合機より燃費を2割高める。
東証大引け・反発――米株高を好感も伸び悩む、非鉄株など軟調
11日の東京株式市場で日経平均株価は反発。終値は前週末比55円39銭(0.31%)高の1万7834円48銭だった。朝方は前週末の米株高を受けて、上げ幅が100円を超える場面もあった。前場中ごろからは、商品市況の下落を嫌気した非鉄株への売りが鉄鋼株など一部の主力株にも波及し、次第に伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)は反発も、上値が限られた。
前週末の米株式相場は、長期金利の上昇一服を好感し、4日ぶりに反発した。主力株で構成されるダウ工業株30種平均など主要指標が軒並み上昇したことを受けて、朝方は東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。後場に入ると非鉄株が一段安になるなど上値の重さが意識され、主力株を中心に利益確定や戻り待ちの売りが出て、相場全体の重しとなった。
取引前に発表された1―3月期の国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正されたが、ほぼ市場の予想通りだったため相場の反応は限定的だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆7229億円で、売買高は概算で20億7669万株。売買代金は4営業日ぶりに3兆円を割り込んだ。値上がり銘柄数は897、値下がりは691、変わらずは141銘柄だった。
業種別TOPIX(全33業種)は、「水産」や「保険」など20業種が上げた。一方、「非鉄」や「鉄鋼」など13業種が安くなった。
個別銘柄では三菱UFJや三井住友FGが上昇し、富士フイルムやNTTがしっかり。半面、住友鉱やDOWAが下落し、菱地所やソフトバンクが安い。
東証2部株価指数は3日続落。個別銘柄ではキャリアデザやアサックスが下落し、中央電が安い。半面、ジオスターや小島鉄が急伸し、日ギアが堅調だった