小学校6年間皆勤で、部活や習い事すら休まず通っていた僕でした。その僕がある日突然布団を被って学校に行かないと言い出した事で親はどれほど僕を心配したでしょう。





親は
「何で行きたくないの?」
「体調でも悪いの?」
と優しく問いました。





しかし当時の僕はその親の質問に正直に答えられませんでした。





その理由は、親が注げるだけの愛を注いで全身全霊かけて育てた息子が学校に行きたくないと知ると、親はどんな顔をするだろうと思ってしまったからです。





僕のお父さんは自営業で社長を務めていました。家族を養うためにどれほどの努力をしていたか間近で見てきたので、その影で僕がそんな思いをしていると口が裂けても言えませんでした。





それが正しくない選択だと今ならはっきり分かります。ですが当時の僕は14歳なのでそれが理解できていませんでした。





もし当時の僕にそれが理解できていたとしたら、僕はその時にストレスをバネにして成長していけたことでしょう。





もしくはその先生や友達や家族の誰か1人に相談できていれば。僕の思っていることを理解できていれば、今頃全く違う道を歩んでいたでしょう。





ですが、今の僕に後悔はありません。今こうして幸せな人生を送れているのもこの過去があり、それを乗り越える事が出来た事。乗り越える為に協力してくれた仲間と出会えたからです。





僕はもう大人になりましだがですが、親が僕に対して一番望んでいることは幸せになってくれることだそうです。





今の僕は実家を離れ一人暮らしをしています。





月に一回電話をして
・最近起こった幸せなこと。
・親がしてくれて嬉しかったこと。
・今していることの目標ややりがい。
等を親に感謝を伝えています。





学校に行かなくなった時、負のスパイラルに陥らずに復帰できたのは、親からの溢れるほどの愛があったからです。





これからも親や友達、僕と関わってくれた全ての人への感謝を忘れずに楽しく生きていこうと思います。