沖縄の急性期病院は医療従事者が多数コロナ感染して大変だと聞くが、あまり表に出てこない問題について書いてみる。
PICS 集中治療後症候群という言葉を聞いたことがあるだろうか?
あまり聴き馴染みのない言葉だが、集中治療室に入ることで生じる後遺症のことを指す。
集中治療室に入院したことがある読者の方なら解る方もいるかもしれないが、集中治療室から一般病室に移った後せん妄の障害が発症することも多い。ブログを見ている方でもせん妄を経験した方も多いのではないだろうか。
またうつ病や、不安、PTSDなどの精神障害も発症することが解っており不安については7割が経験する。また3割はうつ状態になるともいわれている。
こういったことから、集中治療室に入室した患者は退院後の生活の質が下がることから、集中治療室症候群を予防する為に積極的に医療介入して予防していくことが必要だと言われている。
医療の質が高い日本だと言われているが、この分野についてはまだまだ研究途上であり各医療機関で様々な取り組みが行わているのが現状だ。
私は幸いなことに個室に40日ほど入院となったので、何不自由なくテレビやネットフリックスなどを見て40日を過ごしたが、大部屋だとそうもいかない。
同じ病室には様々な年齢の方がおり常に気にして過ごさねばならない。それだけでかなりのストレスだ。
夜中寝れない時は本当は歩いたり、外を眺めたりして気分を紛らわせたい人も多いはずだが、それが叶わない人も多い。
入院中携帯のアプリやパソコンを使って夜中に映画を見たりしたことでリハビリにも継続して積極的に取り組むことができた。その背景としてストレスが少ない個室であったことと、高い看護師さんの配置率の病院に入院できたことが起因している。
よく看護師さんが大変忙しく何度も呼ぶのをためらうという話や、そのうち色々なことを我慢し始めるという話を聞くはずだが、都内の入院した病院ではまったくそんなことはなかった。
PICSを予防する観点で考えれば、なるべく早期のリハビリや手厚いサポートが必須であるが、人員が少ない病院では限度があるというのも現実としてあるはずだ。
個室代金が別途かかるので、個室に入ることを躊躇したりすることも多いが、事実として、個室と大部屋のストレスの差はかなりのものだ。またその後の回復を早める観点でもプラスに働くことは容易に想像できる。
都内だと個室代金は3万から4万する病院も多くこれを負担するのは大変だが、それだけの価値はある部屋だと痛感している。この問題を回避する方法としては、医療保険で入院日額5000円や10,000円ではまったく足りないので、就労不能保険などで
この金額をカバーできるようにすることが可能だ。
私の場合だが、1日4万円する個室代金を聞いてはやく退院させてくれと看護師さんや
医者を困らせた。今思うと結果安くついたと振り返れるが、仕事ができず給与がない中でのこの出費はかなりのストレスではあったが、断言する。個室入る金が用意できるなら入るべきだ。
ちなみにICU入院中は逆に個室代金がかからないので、高額療養費制度の範疇に収まるので、ICUの加算代金はあまり気にしないで大丈夫だ。
循環器だと入院中に不整脈などが出現して、一時的にCCUに入れられることもあるが、それも高額療養費制度の範疇に収まるので心配不要だ。
沖縄のコロナでの医療ひっ迫のニュースを見て、この投稿を書こうと思い立ったのだが、医療ひっ迫時では、リハビリなどのケアを行う人員などいないので、回復が確実に遅れ社会復帰などに重大な影響があるのだ。今沖縄に旅行するとそのリスクを抱えていくことになるので、注意したほうがよい。