7月中旬の連休最終日午後。
子供のお昼寝が終わり子供の体力と機嫌が回復したところで、10社近くがモデルハウスを展示している会場へ行きました。
車を降りるなりすぐ営業マンが駆け寄ってきました。
ウンノハウスさんで人のよさそうな営業マンでしたが、
職場の直属の上司が建てたHMなのですが、
築3年くらいでガレージの電動シャッターが開かなくなり出勤できなかったエピソードを知っている私は、丁重にお断りしました。
なんせ時間がない我が家。
2歳児の生活スタイルに縛られているため、8-11時と15-17時しか活動できません。
その他はご飯の支度やらお昼寝やらで、大人の自由時間は子供が寝た後の21-23時のみです。
この日も、回れて2社かなと思っていました。
Dハウスは不祥事が多い、蔵には興味がない、ローカルメーカーは倒産したら大変、ローコストは見た目が…。
非常に失礼で恥ずかしい知識で凝り固まっていた私たち夫婦(ご容赦ください)は、
まず自分たちが住んでいるアパートのHMに行こうと話になりました。
しかし、セキスイハイムだったのか積水ハウスだったのか思い出せません。
「なんとなく積水ハウスだった気がする」
この選択でβ世界線へと分岐するのでした。
ホテルですか?と問いたくなるような重厚な玄関構えのイズロイエを案内してくれたのは、私より若い好青年という印象の営業Oさんでした。
後に私の担当になります。
まるで探検しているかのような広い間取りにわくわくしながら案内してもらい、最後に営業トーク。
「なぜうちに」という問いに、「今住んでるアパートと一緒なので…」と答え、Oさんのipadで確認してみると…、
「セキスイハイムさんですね」と一同笑いに。
「これも何かのご縁ですから、ぜひまた来てください」と笑顔のOさん。
丁度その連休が住まいの参観日で、連休最終日の午後に動き出した私たちはせっかくの機会を逃してしまいました。
次のアポは支店で、ということになりました。
「間違いから始まる出会い」
まるで少女漫画に出てきそうなシチュエーションに酔ってしまった私たちは、恋に恋する少女のように、盲目的になってしまいました。