アリスインデッドリースクール ビヨンド
公演終わって1週間が過ぎ、もう9月になっちゃったけど感想ブログが全然終わりません (^_^;)

ビヨンドを最優先で観劇スケジュール組んでたので
公演期間が半分被ってて後回しにした
犬と串『ハワイ』と ボクラ団義『時をかける206号室』の観劇と三游会『西遊伝』のイベントが集中
観劇後は御飯会からの終電で帰宅のパターン (>_<)
忘れないうちにブログ書かないとだね!



ビヨンドでは繰り返しの世界が強調される事で物語が解決に向かうのかと思いきや 結局結末は変わりませんでした
はたしてユウ達にハッピーエンドの未来はあるのだろうか?

アリスインプロジェクトの作品で繰り返しの世界を描いたものは幾つかあるけど 最初に観たとき近いなと感じたのは
セブンフレンズセブンミニッツ(通称ナナフレ)でした
デッドリーシリーズと同じ愛心学園の屋上が舞台で氷鏡と珠子も登場します
パラレルワールドという設定なのでユウ達の世界とは繋がってはいませんが デッドリーの1年前の物語

かつて同じ雪崩事故に遭遇した又は居合わせた7人の少女達が7分間を繰り返す
親友が屋上から転落死するのを目の当たりにして時を巻き戻してしまう主人公は何とかして運命を変えようとするが親友を救うことで別の悲劇が起きてしまう

大切な人の死という衝撃は心に深く刻み込まれていて『前にも同じ事があった!』と記憶を取り戻す
7分間、14分間、21分間の繰り返しの連鎖の中で 7人+αの記憶が甦っていき
バッドエンドに繋がる行動を回避していく事によってループから抜け出す鍵を見つける物語
デッドリーをナナフレに当て嵌めるとオルタナティブが最初の7分間でビヨンドは14分後から戻ってきての7分間に
感じた
ビヨンドのハッピーエンドへの鍵はナナフレにあるんじゃないか…同じように全員がループの記憶を取り戻して解決策に向かえば未来を切り開けるんじゃないのか!


ナナフレではタイムリープを描いています
SF作品でよく出てくるタイムトラベルやタイムスリップは過去の世界に自分自身が移動していくので 同次元に2人の自分が存在してしまいますが
タイムリープは同じ時間を同じ自分として繰り返します

タイムトラベル = ド◯えもん
タイムリープ = 時を◯ける少女
っていえば解りやすい?

ビヨンドではタイムリープしている少女達を中心に描きつつ そのリープの枠の外から越境者として氷鏡が冒頭に登場します
ユウの夢がハッピーエンドの世界の記憶なのだとしたら逆に考えていけばフラグが解るのでは?
夢の中では みんな過去の自分に電話している この電話に出れるかどうかがビヨンドとハッピーエンドの分岐点になっていて
その鍵を握るのが未来から来た氷鏡なのだという説

紅島が見たという氷鏡 大きな音を出していてゾンビに襲われていたから死んだと思っているけど本当にそうなのか?

ゾンビへの対処は知ってれば難しくないと思う
噛まれた可能性のある人は隔離しておけばいい
殺すのも紅島以外は簡単には出来ないって言ってるけど
階段を上れない時点で 踊り場から長い槍で頭を突けばリスク無しで簡単に殺せる(精神的ダメージは受けるけど)
殺さなくても落とし穴とか地下室(地下街 地下鉄)に誘い込めば出てこれなくなる

繰り返しの世界の理を打ち破って外の世界からやって来た 言わば スーパー氷鏡がゾンビごときにヤられる訳がない
大きな音を出してたのはゾンビを誘導して紅島達を助ける為?

SFの定説として過去の自分に会ったらタイムパラドックスが発生してしまうので屋上には現れないが
体育館の人達をキャットウォークに逃がしたり
購買部襲撃した時も影ながら手助けしていたり
科学部があんな短時間で爆弾を作れたのも スーパー氷鏡が居たから…という希望を込めた妄想 ←

結局ビヨンドでは携帯電話がつながらなかったけど
スーパー氷鏡が 何らかの方法で受信できる様にする
→ 未来からの解決策『キリコのビデオカメラの映像を見るんだ!』
→ 今までのバッドエンドが全て写っている
→ 全て回避
で基本 上手くいく気がする (^_^;)

あっ…でもそれだと氷鏡が教えればいいのか

ユウ『あーいーうーえーおー!』
氷鏡『まだ…何も起こってない…』
ユウ『は?』
氷鏡『ユウ…キリコのビデオカメラを見るんだ!』
一人眺める窓の外は~♪雲の中に星ひとつ~♪(エンディング)
あっという間に終わっちゃうか (^_^;)


未来から来た時点では氷鏡も真実には辿り着いていないのかもしれないね
科学部の面々と会う事で解決策を見つけだす

氷鏡もできない量子的重ね合わせ状態を説明する 理論物理の古橋
爆弾を作った部長の桐山
火薬を生成した科学が得意な曽我
芸術的なハンダ付けの天城

科学部5人なら この繰り返しの世界の謎を解き明かす事が出来るんじゃないかな?


アリスインデッドリースクールは今後も再演されていくだろうけど結末は変わらないと思う

なので科学部が主役でハッピーエンドの未来に辿り着く
スピンオフの漫画とか誰か書いてくれないかなぁ ←

前に氷鏡についての記事で氷鏡が以前のループの記憶を思い出していると書いたけど実は他にも記憶が戻った人がいるんじゃないかと思う
氷鏡の記憶が戻ったと解ったセリフが
『大丈夫だ、世界のズレを直すことができれば、今度はうまくいく』

なんだけど 劇中で『今度は』って言ってる人物がもう一人いる…
拳銃をホルスターから出し、珠子に渡す柏村
『今度は、ちゃんと撃てよ?あたしは強いぞ?』
2人は自衛隊だから屋上に辿り着くまでに戦闘はしてきただろうから その時の事だとも取れるけど

『あたしは強いぞ?』ってセリフが気になるんですよね
前のループで柏村を撃つ事が出来ずにバッドエンドになったんじゃないかと思ってしまう

 
そしてもう一人…
眠る事で他次元の記憶にアクセスするって話を聞いてからの観劇で気が付いたのが高森
彼女も物語中に眠る…というか 気絶をするんです
そして目覚めた途端 
『ダメだ!戻ってきても屋上に入れちゃいけない!』って取り乱す
休演日前までは 体育館の出来事を思い出したんだと思っていたけど よく考えるとおかしいんです

高森も購買部に食料取りに行くの知ってたんだから!
みんなを見送る→気絶→起きる→パニック っておかしいでしょ?

怪我した和磨が屋上に入ってきた時も何も言わなかったのに
目が覚めた途端にパニックになるのは噛まれて屋上に戻った子がゾンビになって全滅するバッドエンドの記憶を垣間見たからなんじゃないのか…

そして噛まれている自分が助からないことにも気が付いてしまう
夜の屋上での高森とカオルの会話…
ここも台本と違うんです

カオル『高森さんについてきて良かったと思ってます…これからもよろしくお願いします』
しばらくの沈黙の後…
高森『……ありがとう、カオル』

自分の運命を知ってるから『うん』って言えないの (>_<)
『ありがとう』なの (TωT)

だけど傷付いたノブを置いて屋上から出ていくシーンでは
躊躇するカオルに『行こう、一緒に』と手を差し伸べる
残ったら助からない みんなを逃がすため犠牲になる覚悟はできてる

この事に気付いて
ビヨンドの弱い高森も良いなと思ったんです
群像劇って言ってたけど 紅島と高森の関係だけじゃなくカオルの存在が凄く活きてくる


おいらの勝手な妄想の部分も多々あるから
麻草さんや扇田さんに そこは違うと言われるかもだけど

この解釈も たくさんある可能性のひとつだと思って許して下さい (^_^;)


最後に記録について少しだけ

繰り返しの世界の中で人の記憶は忘れてしまうけど記録は蓄積されていっている事実が重要な鍵になっているのではないか?

キリコのビデオカメラのメモリーカードは 解りやすい違和感だけど
今朝UPされた動画が100万ビューなのも繰り返す世界による蓄積なのかな

この記録がハッピーエンドへ向かう為の重要な要素になると思うんだけどそこら辺の事は次で書きます

トークイベントの話の続きです

ビヨンドの世界観についてトークイベントで麻草さんはループする物語なんだけど 平行世界を描いていると言ってました

正常な世界から 理(ことわり)が、ひとつだけズレた世界が重ね合わせの状態で存在している
そのズレた世界はバッドエンドを向かえると壊れたビデオのデータのように、何度も何度も同じ景色を繰り返す…

イメージとしては未来に向かう道がある その道は高速道路みたいに2段になっていてユウ達は下の道に落ちてしまった
地図上では同じ場所のように見えるけど実際は高低差がある
(昔のナビみたいw 解るかな?)
何とか上の道に戻ろうと同じ所をグルグルと回っているのかと思いきや
横から見たらそこは螺旋階段になっていて少しずつ元の世界に近づいていってるのかなと…

今回の副題のビヨンド
~の向こう、~を越えて っていうのは 初演からオルタナティブ、名古屋、大阪と再演されてきたデッドリーを越えて 一段階元の世界に近づいているんだと思う
氷鏡が未来からやって来た事でハッピーエンドへのフラグが 一つ立った状態
結末は変わらなかったけど 幸せな未来へ続く可能性を残して終わらせているんじゃないかな?


麻草さんとの話に戻します
平行世界と聞いて思い浮いかんだのが
ヴェッカー改 ノエルサンドレ
この作品のラストに同じ時間、同じ場所なんだけど次元が違うという描写が出てきます
片方は爆弾が爆発して荒野と化した学校跡地
片方は爆発を食い止めてクリスマスパーティーをしている学生達
2つの未来が背中合わせに存在しているというもの

そんな感じであの夢の中のようなシーンは
ユウだけが生き残った世界の対比として
ユウだけを救い出せなかった世界なのかな?
でも互いに認識出来ない筈なのに ユウはみんなと会話している…
どういう解釈なんですか?と聞いてみた

麻草さん『基本 ユウの夢の中として描いているんだけど 宗教的な考え方として世界の記憶が集まる場所があって、眠る事でそこにアクセスして他次元の夢を見る』というもの

某サ◯デーの◯ギの◯フが思い浮かんだ
輪廻転生の際に魂が集まる場所 異次元も含めたあらゆる記憶が交わるけど 生まれ変わる時には忘れている…なるほど!
観る側の解釈に任せるって事ですね (^_^;)

なのであのシーンは氷鏡の言った通り たくさんある可能性のひとつ クラゲの未来だと思う事にします