〈父犬の子育て〉
子犬にとって、
父親または世話係(成犬)にたくさん遊んでもらうことは、
心の成育にとって最も大切なこと。
生後四週間を過ぎたころ、
父親(世話係)がたくさん遊んで、懸命に世話をします。
子犬は、この世話係を
咬んだり、
上に乗ろうとしたり、
尻尾を引っ張ろうとします。
世話係は、遊びながら相手をします。
遊びと言っても、
子犬を鼻先で転がすし、ガブッと咥えたりします。
〈咬まれたからといって〉
咬まれたからといって、いちいち相手を咬み殺そうとはしない。
子犬は咬まれても耐えて、
そして、社会に適応していくという
脳の中の反応をきっちり覚えていくのです。
赤ん坊の脳には
成犬よりも多くの神経細胞があります。
たくさん使われるものが残り、
残ると同時に、
それに対する「抑制」がきちんと根付くのです。
この「使う」と「抑制する」
この二つの要素が、
動物の心にとって一番大切な部分であり
心を豊かにするために必要なことなんです。
(ムツゴロウイズム)
やまと(バセンジー)は叔父さんに
あすか(柴犬)は世話係に
たくさん遊んでもらって育ちました。
やまととあすか・仲良し兄妹